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第七章 勇者するより旅行だろ・・・?

第百二十九話 記憶の勇者と神速の化物

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今日は二話更新してあります。

前話と今話の繋がりはありませんが、両方見てくだせぇ!!


:

―――――――



  わけも分からないままに、彼は戦場に駆り出された。

  なぜだ。
  疑問は尽きないが、それを考える暇もないほど、敵を殺すのに忙しい。魔族も亜人も種族の命運を賭けた戦いだけに、必死さが違う。手を、腕を、足を切断しようが、なんとしても彼に一撃を食らわせようと足掻いてくる。
  いくら彼が強かったとしても、数百の敵に襲撃されればタダでは済まない。事実、彼はもう既に死んでもおかしくないほどの傷を幾つもつけられた。彼がどこかの化物より『再生』の恩恵を授かっていなければ、もうおサラバしていただろう。

  それほど、死を恐れぬ心は強いのだ。


「冬弥、京がそろそろグロッキーじゃぞ 」


  必死すぎる元異世界の勇者冬弥くんに話しかけたのは、後方で冬弥無双をあくびしながら見守る神獣『フェンリル』様である。
  その神獣様の隣で口元を抑えているのは元勇者の恋人である剣道少女の京ちゃんだ。人間と近しい存在がバッタバッタと薙ぎ倒され、積まれていく様に耐えられず、ヒロインにあるまじきリバースを見せている。顔が青い。

  血の池地獄と化しているこの場所にいる人間は既に冬弥と京だけだ。

  国の兵士は骸として既に山の中だ。
  冬弥としてはこの世界の人間のことなどどうでもいいのだが、退く暇がない。ひっきりなしに敵兵が来るので、戦わざるおえないのだ。


「フェンリル!もう魔力切れだっ!鬼の力を使ってもそろそろ限界だ!」

「うむ、京も限界だ。魔法で援護する。退くのじゃ!!」

「頼むぞっ!マジでもうスッカラカンだっ!」


  フェンリルが属性魔法を発動させ、元勇者に群がるハエ共を焼き尽くす。神獣の名は伊達ではない。カトンボ共の群れと元勇者のあいだに空間が生まれ、すかさず元勇者が鬼の力を使って後ろに飛び退く。
  その間に、死体の山たちの間を通り抜けて来る訳だが、改めて思う。


(一人で相手どれる数を超えてるぞボケナスがっっ!)


  敵はどれだけの兵士を抱えているのか・・・人間の兵士が何故こんなにも弱いのか・・・


(なに!?巻き込まれた俺が悪いの!?人間の味方したこと自体が間違いだったの!?)


  今考えてみれば、相手取ることすらバカバカしい戦力差だ。よくもまぁ、狩り続けていたものである。


(てか、かなり豪華そうな鎧着てるやつが山の下にいるってどうよ・・・・・・)


  指揮官クラスが早めに死んだ。もしかしたら、大量に生産された勇者の一人かもしれない。
  おおかた、「俺ならやれる!」的なバカが無双する気満々で戦場に出たらいとも簡単に潰された・・・といったところだろう。それならば、人間の兵士が弱いことにも納得がいく。国のお偉いさんがたが任せるには心許ないと判断したのだろう。

  事実、元勇者の遥か後方、視認できない位置で、人間の大軍が待ち構えている。

  それもかなり大規模だ。
  いかに信頼されていなかったかがわかる。


「乗れ冬弥!全速力で駆け抜けるぞッ!」

「頼む!!」


  フェンリルの背中にやんわりと着地し、血の池から脱出する。風のように駆けるフェンリルは数多の戦場を通り抜け、人族の大陸方面の安全地帯まで二人の高校生を乗せていく。
  神域レベルのダンジョンに住まうボス神獣だけあり、逃げることに全力を注いだフェンリルを戦場に散らばっていた神や悪魔は追いかけはしなかった。

  それに追いつけるものといえば、それこそ―――



「我らのような化物だけってなぁ!!」


 
  弾丸となった白き神獣が突然足を止めた。

  いきなりの急停止。理由は単純、逃げられないことを察したから。
  目の前に立つのは化物。神や悪魔では手出しが出来ないような存在にまで至っている化物だった。


「フェンリル・・・こいつぁ・・・」

「あぁ、まずいぞ。勝てる気がせん」


  弱音を吐きたくもなる。

  地獄の枷から解き放たれた凶悪犯。人の形をしておらず、その形は三つ首の竜。邪竜と呼ぶに相応しい凶悪な姿は大きな恐怖を与えてくれる。
  名を『アジ・ダハーカ』
  世界の三分の一を喰らう世界の破壊者。人としての性質を多分に含んだ終末に観測されるはずの異次元の存在だ。世界が終わる際にはどこからともなく現れるという蛇竜。

  世界の表側では幽閉しきれなくなり、世界の『守護者』を語る化物共が地獄に押し込んだ厄介な化物。悪神の創造物のくせに、やたらと強い化物として有名だ。人間の悪意を注ぎ込んだ厄竜。


「この世界の終末を祝いに来てやったぞ、同種よ」


  とある英雄によって滅ぼされることが決定している邪竜が、現界した。それはすなわち、そこに本来あるべき英雄がいることになる。
  そして、これは神や悪魔、化物では滅することが出来ない。必ず人間の英雄でなくてはならないのだ。なぜ?どうして?と、言われても「それはそういうものだから」としか答えられない。

  世界、いや人間の終わりは人間に最も近い化物からの制裁、断罪、破壊だ。

  神や悪魔が集い、邪竜を討ったとしたら、世界中の蛇型は邪気を帯び、人間を食い殺すだろう。
  アジ・ダハーカとは人間を駆逐する。ルートに沿った、正規の討伐でなければ意味が無いのだ。


「来い、英雄の器よ。人類種の終わりとして、我が君臨しよう」


  なんともタイミングが悪い登場だが、戦争のタイミングだからこそ、でもある。


「この戦争が集結した時、世界から人類種の殆どが消えるだろう。そして、その少なくなった人類種もやがては食い殺される。終末に至る資格はあるぞ?」


  突如現れたこの邪竜。
  フェンリルが足を止め、冬弥も剣を構えた。睨み合いが続き、アジ・ダハーカによる独白を経た今、かの存在は初めに姿を確認した時よりもはるかに大きくなっている。
  体は肥大し、鱗も輝きを増していった。纏う闇夜も次第に深みを帯びていく。


「おいおい、これどうすんだ?」

「知らぬわ。我は人類種では無い故、傷つけることすらしてはならん。・・・・・・火力がもっとあれば話も少しは変わっていたはずだがの」

「具体的な攻略方法は?」

「我も聞いただけの話だが、世界から選ばれたたった一人の英雄のみがやつを倒せる・・・とか」

「は!?たった一人だァ!?今から探せってか!?無理だろどう考えても・・・!!」


  先程から気絶したままの京を背に乗せ、逃げることに専念する気満々のフェンリル。下手に傷をつければ、その傷跡からうじゃうじゃと邪気付きの爬虫類さんが出てくるので、逃げることしか出来ないのだが・・・・・・

  かといって、冬弥一人で相手するには分が悪い。というか、戦力不足は明白だ。

  それに、冬弥ではこの『この世界の英雄』にはなりえない。奴を殺しきるには現地産の英雄が必要なのだ。それも、人類種の。


  絶望的。
  そんな時だった。轟音響かす光が落ちてきたのは。


「あ~、あんた。あの竜のお友達か?」


  雷鳴纏う神速の白刀使い。
  細身の青年ではあるが、その身に宿る魔力、覇気は常人ではだせない。元勇者様を凌ぐ強さを持っていることが対面するだけで分かる。


「誰だ、お前」

「俺は『アルバート・サクリファス』。化物の弟―――「きゃぁああ!!アル様助けてぇ!死んでしまいますぅ!」「やばいですぅ~!お助けぇぇ~!」「アル様!私を受け止めてください!!」「あ、アルゥゥゥ!!助け、助けてぇ!!」―――子・・・・・・すまん、ちょっと待て」


  親方!空から美女が四人も降ってきやしたぜ!

  四人の美女は青年の魔法で急降下から、ふんわり降下に変わり、髪の毛をボサボサに、そして半分泣き目で青年に抱きつく。その際に、さり気なく胸を押し当て、腕を組み、手をからめ、唇が触れそうになる距離まで近づいて行く四人の美女達。他人の目を気にせず、我先にと動くその精神、流石です。

  上空から現れた美女四人にポカーンと口を開くフェンリルと冬弥さん。そして、その間も律儀に待ってくれるアジ・ダハーカさんの人類愛を感じる。


「すまんな、こいつらは俺の連れだ・・・・・・「「「「どうも、嫁です」」」」・・・・・・まぁなんというか・・・そういうことだ」

「お、おう」
「な、仲が良いことはいいことだと思う、ぞ?」


  微妙な空気になってしまった。
  アルバートが咳払いし、場をリセット。


「それで?あのバカでかいのはなんだ?」

「・・・・・・邪竜だ。攻撃を加えられるのは人類種だけで、トドメをさせるのは人類種から選ばれたたった一人の英雄のみ。それも現地産のな。厄介だぞ」


  その話を聞いた瞬間、アルバートは苦い顔をした。


「あー、待て。人類種だけ?」

「人類種だけ」

「俺、帰ろっかな」


  アルバートさんは遠い目をした。

  まさかのアルバートさん、出番なしっ!
  久々に現界したアルバートだが、彼は元は人類種の人間であったが、今や立派な化物の一人。全世界にいる神、悪魔、化物の中で二番目の速度を持つ期待の新人なのだ!

  人の目に映るのも久々だったアルバートさん、まさかの無駄足。


「ちょっ、待て。お前人類種じゃないのか!?」

「うん、俺は半神半龍だし、分類上は『化物』枠だからな」

「つっっっかえねぇぇぇえ・・・・・・!!」

「おま、使えないってそれはないぜ!俺だってな!不穏な空気を感じて現界したんだぞ!?」

「だからって戦えないんじゃ意味無いだろぉがァ!?」

「戦えますぅ!タゲ取りぐらいならやれますぅ!」

「攻撃要因が俺だけじゃあ倒せるわけねぇだろぉ!?もう魔力も無いんだぞ!?」

「知るかんなもんっ!」



「おい、やめんかっ!」



「お、おう」
「・・・・・・すまん」


  なぜか邪竜に止められた。


「人間よ、戦力は揃ったか」


  ネタモードから切り替わり、厳格な雰囲気を演出してくる邪竜。しかし、先程まで待っていてくれた様子と、バカ二人を正そうとする姿からはお母さんを思い浮かべてしまう。

  伝説の邪竜=人類種のママ

  邪竜が可愛く見えてきた。


「・・・まだって言ったら待ってくれる?」


「・・・・・・三十分だけ待とう」


「・・・マジ感謝」


  アジ・ダハーカさん、まじママ。

  少しの猶予を貰ったアルバートさんと元勇者様。
  しかし、逃げようとは思わない。この邪竜が普通の人間に対処出来る範疇を超えていることはその姿と邪気から伝わってくる。
  英雄様のお手伝いは必要だろう。


「おい、あんた誰か心当たりはないか?英雄っぽい人類種」

「・・・・・・悪いが思い当たらねぇな。この世界に来たのもつい最近なんだ」

「あー、勇者か。なるほど」

「そういうお前は?」

「・・・・・・五、六年前までは冒険者やってたからな。アテが無いわけじゃない」

「よし、そいつ連れてこい」

「そりゃ構わんが・・・あんたも誰か連れてこいよ」

「当てがねぇよ」

「戦争やってんだ。そこらじゅうに転がってんだろうが、優秀な英雄が」


  軽く言っているが、記憶を取り戻す前まではヒキオタだった冬弥くんに初対面の厳つい冒険者や騎士相手に立ち回れ、というのは厳しい話だと思わないでもないが、人類種の危機だけあってそんなこと言っていられない。

  やるだけやってみるか・・・と、冬弥もアルバートの話に頷きを返した。


「・・・・・・しゃぁねぇ。行ってくるか・・・フェンリル、頼む」
「心得た。乗れ」

「ミーナ、俺も行ってくる。他の三人は任せるぞ」
「・・・・・・私たちも御一緒に」
「馬鹿。帰りはまだしも、行きは本気で飛ばすから生身じゃ耐えらんねぇよ。諦めてここにいろ」
「・・・・・・むぅ、今日の夜はお願いしますね・・・?」
「は、はい。分かってます・・・・・・んじゃ、行ってくる」
「いってらっしゃいませ」


  フェンリルは二人の高校生を乗せて風となり、アルバートは体がブレて消えた。

  超スピードで英雄の回収へと向かった。

  人類の悪性を倒すために。





――――――――

はたつばです。


アジ・ダハーカさんネタ臭強め。
一応、この物語で登場するボス枠の一人です。ママです。

それと、久しぶりのアルバートさァァァん!!!
お久しぶりですぅぅぅ!少年ももう青年に変わり、いつの間にか化け物入りぃい!!派閥としては『自由組』や『楽園』とは違うメイドさんたちと同じ所にいます。


うおおぉぉ!
次回!集う英雄たちの戦いになりますっっっ!
冬弥とアルバートの絡みかけて嬉しい!!!
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