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第七章 勇者するより旅行だろ・・・?

第百一話 勇者も人であり、裏がある

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◇第三者視点

  勇者とは人を守るためにいるのか、悪を滅ぼすためにいるのか。勇者とは勇気ある者であって、武力は関係がないのではないか。
  彼らは誰にとっての勇者だというのか。魔王を殺すための勇者、人を守るための勇者、一個人を守るための勇者。勇者のあり方は人それぞれだ。年代によっても変わってくるだろう。

  しかし、民衆が望む勇者とは『己等を救い、希望の光を照らす者』だ。

  自分たちのために命を捨てろ。そう言う民衆のために命を張れる勇者は一体、どれほどいるのだろうか。

「皆、よく集まってくれた」

  銀色の鎧を装備し、マントを揺らす金髪の勇者。

  そして、その人物を見つめる選ばれた十人の勇者。

  ここは人の大陸中心地。
  隠された一部屋だ。そこに、十一人の勇者代表が一同に介している。

「今日は魔族を滅ぼすための計画を立てようと思う」

  爽やかな金髪勇者がそう言うと、幾人かの勇者達は眉を顰める。

「ここまできたら和解はできない。力でねじ伏せるしかない」

  十一人の中で最も発言権があるように見えるこの男は『田宮 勇次』。異世界から召喚された勇者だ。
  ここにいる他十名も全て、異世界の勇者。召喚された十一組の勇者の中から、代表者が一人ずつ呼ばれている。ネメシス王国の伊野光輝や、ジョーノ帝国の刈谷聖輝もいる。

「これ以上、国のみんなが苦しむ姿を僕は見ていたくない!」

  そう訴えると、勇者達も同感なのか、眉を顰めたものも含めて頷く。

  それからも田宮の演説は続き、ほかの勇者たちは「よく言った、同意見だ」といった表情になり、彼の意見に賛成の票を投じた。 

  ・・・二名を除いて。

  田宮もそれに文句を言うことは無い。一度の演説で全会一致といかないことは分かっていたからだ。むしろ、八人も同意したことに驚いていた。
  反対票、無効票を投じたのは『伊野光輝』とロザリア帝国の『八島雄一』だ。この二人は初めから終わりまで目が死んでいた。今日の話題に一切の興味、関心がなく、協調性も感じられなかった。

  田宮が最も警戒すべき人間だと感じていたのは間違いない。

  この二人に関しては勇者に有るまじき闇すらも感じる。
  世界の裏側。黒い部分を見ていた人間だ。

  それに比べ、残りの八人はあまり使えそうにない。国でもチヤホヤされ、手に入れてしまった力に溺れているのだろう。そういった人間はすぐに取り返しのつかないことをしでかし、自分の最も大切なものを失う。
  田宮もそれを十分に理解している。彼が狙うのは、闇を抱えた二人の勇者の方だ。

「話し合いはここまでにして、あとは勇者合宿としてゆっくりしようか」

  今回の集まりは勇者の強化合宿でもある。
  仲良くなろう、強くなろうっていう会だ。簡単な策だが、元日本人の彼らにとってはそちらの方が馴染みやすかったりする。いきなり戦場では精神的にキツかったりするのだ。

  似てるものがあるとすれば、中学の野外活動みたいなものだ。

  カレー作ったり、川で遊んだり。各々が自由にこの時間を使うことになっている。既に交友関係を作って、遊びに出かけた者もいる。そして、課された課題を完遂すれば終わり。完遂するまでは遊んでいても構わない。
  円卓の部屋に招かれた十一人の勇者の仲間達も強化合宿には参加している。今頃は、その仲間や勇者同士で遊んでいることだろう。

  円卓のあるこの部屋に残ったのは、田宮、光輝、八島だけだ。彼らはアイコンタクトで残ることを伝えあっていたからだ。

「なんのようだ、勇者」
「君も勇者だよね?」
「俺は勇者じゃない」
「なら、僕も勇者じゃないかな」

  この三人は世界の闇を知っている。人の醜さや傲慢さ。他人を利用し、必要あらば蹴落すことの出来るのが人間だと。

「僕は光輝さんの話が聞きたいな。今まで、どこで何をしていたのか」
「・・・たいしたことはしていないよ。僕はひたすらに剣を振るっていただけだから」
「それは大きなアドバンテージだと思うけどな。人を斬ったんだろ?」
「もちろん。善人も悪人も必要あらば、障害になるならば一切の容赦なく殺した」
「まるで殺人鬼みたいだな」
「間違ってはいない。僕はここに集まった勇者の中で最も人を殺しているし、死にかけた回数も負けていないだろう」

  以前の世界でも、この世界でも。伊野光輝は機械的に人を殺してきた。ただ一つ変わっていることがあるとしたら、愛するものの存在だ。この世界に来て初めて出会った少女だけが彼の心を支えている。一歩踏み間違えれば、彼は闇に落ちるだろう。

「あんたは何を見たんだ?」
「世界の醜さ」
「前の世界とどっちが醜い?」
「人の醜さなら前の世界。それ以外も含めるとこちらの世界かもね」
「・・・そうか。この世界は余程酷いんだな」

  伊野光輝は世界の果てに向かった。魔人や超越者の巣窟であり、人の黒い部分が集まった最果ての魔境。

「僕に関しては、これ以上の詮索はしないでくれ」
「んじゃ、俺もだ」
「んー、じゃぁ、僕も?」

  彼らはここで話した。もう見知らぬ人物ではない。彼らはそこにいる他二人の勇者を利用するだろう。利用し、いざとなれば切り離す。自分の目的のためだけに。


  これは強化合宿などではない。各国、個人の願いを叶えるための騙し合いなのだから。


◇◆◇◆◇


  強化合宿、二日目。

  今日から任務が伝えられる。任務と言っても、それをクリアしたからと言って合宿運営者からなにか与えられる訳では無い。しかし、国のメンツというものがあるため、それなりの成果はあげなければならない。

  今回、課せられる任務。それは、魔物の討伐。討伐した魔物によって点数がつけられ、それを順位で表すことになる。

  十一組の勇者パーティーの中で最も順位の高いものが、勇者内最強として認められることとなる。

  狩場はどこでもいい。一日一度帰宅すればそれでいい。その時に魔物の討伐報告を行い、そこで初めて点数として加算される。
  パーティーで一つのチームになるため、人数が多い方が有利といえば有利だ。

「光輝、どうするにゃ?」
「別行動をとろう。僕はいい狩場を知っているが、危険すぎるから」
「光輝がそう言うなら、私達は別場にいくにゃ~。その代わり、生半可は許さにゃいにゃ」
「もちろん。それなりの魔物を狩ってこよう」

  光輝の仲間は機械を纏った少女美香と巨大ロボットを操る夕咲、そしてその二人をサポートする技工士達だ。彼ら天才に10年という時は長すぎたらしく、原典にすらない破壊装甲となったミカミカと夕咲ロボット。しかし、光輝との連携は出来ない。そのため、別行動にもすぐに納得したのだ。
  そして、彼ら天才たちは伊野光輝が負けることのない男だと確信していた。勘に近いものだが、伊野光輝の異常性に気がついていたのだ。

  ネメシス王国と隣に構えていたロザリア帝国の勇者達もまた

「八島、お前はどうする?」
「別行動だ。少しばかり考えがある」
「・・・期待しているぞ」
「あまりされても困るが、それなりにはな」

  八島雄一も別行動を選択していた。
  そして、ほかの勇者もそれに不思議さは感じない。八島雄一はこういう人間だと皆知っているからだ。

「だめよ!」

  だが、それは全員ではない。

「異世界なんて危険な地で別行動なんてさせられないわ!」

  彼のクラスメイトは彼が異端児たることは知っている。だが、召喚に巻き込まれたこの少女、生徒会長『山本道子』はそれを知らない。そして、この人物は協力という言葉が好きなのだ。

「異常事態に協調性を見せないで何が出来るのよ!」

  人一倍正義感も強い。

「お前如きになにができる?」

  八島は協力できない人間だ。他人を信じるなんてありえない事だ。

「協力すれば、一位になれるわ!」
「無理だ」
「なんで!?やって見ないと分からないでしょ!?」

  絶対に相容れない二人なのだ。

「俺の力は人を巻き込みすぎる。俺が魔物を一掃すれば、ほかの連中は何をしてればいい。正しいパーティーでなければ協力なんてものは無意味だ」

「そ、それは・・・あ、あなたが調整したり、私達と連携できるようになればいいのよ!」

「それは俺が合わせているのであって、お前らとの協力ではない」

「あなたがいれば、私達は怪我をしなくても・・・」

「疲弊した前衛を逃がすために俺の魔法を使うのか?前衛ごと消し炭になるぞ」

  八島はロザリアの優秀な魔法師から力の使い方を学んでいる。威力も、緻密な制御能力もロザリア勇者の中ではずば抜けている。
  異世界でほうけていた道子とは根本的に違う。こういった場面ででしゃばるほど、道子はなにかしたわけではない。命の危機に自衛の術を学ばなかったのはこの女なのだから。

「それに、俺は一人の方が点数を稼げる」
「っ!そんなはずっ!」
「なら勝負するか?俺のところと、お前ら全員でどちらのほうが点数が高いか」
「望むところよ!協力の素晴らしさを教えてあげるわ!!私が勝ったら嫌でも協力の術を学んでもらいます!」
「分かった。なら、俺が勝ったら、あんたは死んでくれ」
「えっ?」
「先に賭けを決めたのはあんただ。乗るのは当たり前だよな。では、俺はいく」

  返事を聞くことなく、八島は狩りにでかけた。

「・・・やべぇな。会長、あいつは出来ないことを口にしない」
「そんな、私はただ・・・」
「知らねぇぞ。あいつは元の世界でもトンデモ野郎だったが、この世界ではさらにとんでもない事になってやがる」
「いや、まさかそんなの嘘でしょ・・・?」
「そう思いたいならそう思いな。だがまぁ、あいつとの付き合いでは先輩の俺が助言するとすれば・・・・・・早く動かねぇと、あんた死ぬぜ?」

  八島という男は勇者の中でも規格外な人間なのだ。

「い、急がないと・・・!!」
「だな。よし!みんな行くぞ!」
「「おうっ!」」


◇◆◇◆◇◆


  結果発表~。
  一日が経ち、夜になった。運営側から一日目の結果が発表される。

「それでは結果発表を始めます」 

  この結果発表には各国の重鎮が集まっている。さすがに王が来ることはないが、その国において重要な立場にいる者ばかりだ。武を担う者もいれば、智を担う者もいる。勇者達も少しばかり緊張している。

「私たちが一位に決まってるわ!なにせ、みんなで協力したんだから!」

  山本道子がうるさい。
  ロザリア代表の宮廷魔導師『翡翠』も重鎮が集まるこの場で目立ってしまう道子に頭を抱えている。落ち着きのない女性。ロザリア帝国が彼女を育てたのだと思われたくないのだ。

「今謝るなら許してあげるけど?」

  得意げな道子。

「必要は無い」

  道子に死んだ目を向ける八島。

  同国の勇者がいがみ合っている。それだけでロザリアの評判が下がるので、翡翠は今からどうやって師であり、女帝であるマーリンに謝罪するかを考えている。マーリンの預かり知らぬところで評判を落とすなど従者として最低だ。武力でのし上がってきたロザリア帝国としては、勇者が使い物にならないと知れれば、かなりの痛手。

「第三位から発表していきます。第三位は・・・」

  ゴクリ

「ジョーノ帝国のチーム『聖輝と仲間達』です!」

  おおー、パチパチパチ。

  ジョーノ帝国の勇者と大臣に向かって拍手がおくられる。大臣は上位入賞に胸を張っている。

「続きまして第二位の発表です。第二位は・・・」

  ゴクリ

「ミステラ王国のチーム『ちゃうねん、ジョナサンやねん』です!おめでとうございます!」

  おおー、パチパチパチ。

  第二位に輝いたのは『田宮勇次』率いるミステラチームだ。その中には竜魔法士と呼ばれている『ミル・サテサライト』もいる。もちろん彼の騎竜のグーレンティウスもいる。大人となった彼はこの勇者達の見守り役となっている。
  田宮とミルの連携術は素晴らしく、運営側や各国の重鎮もかなり高く評価している。

  ミステラのお姫様『ハストラス』も自国の勇者の活躍に大変満足気だ。

「そして、第一位の発表です!第一位は・・・」

  ゴクリ

  呼ばれていない各国の重鎮、勇者達の喉を鳴らす音が聞こえる。

「ネメシス王国『ミカユサと愉快な仲間たち』とロザリア帝国『八島雄一』合同チーム『ミカユサとやっちっち?』です!」

  おおー・・・おお?パチパチパチ

  合同チーム。他国の勇者と手を組んではならない。誰がそんなことを決めたのか。
  勇者達の一部は文句を垂れるが、重鎮の皆様は「やられた」と舌打ちをしそうなほど顔を歪めていた。思い込みの失敗から人を批判する勇者がいると思われるし、大陸最強のネメシスに悪知恵でも、力でも負けたのだ。ずば抜けていた、ということだ。

「俺の勝ちだな」
「あ、あんなの反則でしょ!?認めないわよ!」
「最後に勝ったのは俺だ。今日中に死んでくれ」

「最低よ!あんたは最低よ!あんたこそ死ねばいいのよ!死ね死ねしね!みんなそう思うわよね!あんたの仲間なんてどこにもいないのよ!私は今日の戦いであんたのクラスメイトと絆が出来たわ!もうあんたの居場所なんてどこにもないのよ!ははは!ざまぁみなさい!」

  激昂し、喚き散らす道子に八島は表情一つ変えず、言い放った。

「で?」

  興味が無さそうに。

「で?って・・・」

「俺には関係ない。もともとクラスメイトと仲良しこよしするなんて考えたこともない。それに、絆ができたって言う割には気付いてないんだな」

「は?なに、負け惜しみ?」

「見てみろよ、アレ」

  八島が指さしたのは空中に書かれた文字。

第四位  ロザリア帝国『残念、あんたの負けだ』



第十二位  ロザリア帝国『山本道子』

「え?」

  たった一人、一人だけでエントリーされている。山本道子はロザリア帝国の勇者チームではなく、ロザリア帝国の個人として参加した扱いになっているのだ。

「な、なに?どうなって・・・え・・・?」

「会長、あんたは別クラスだからしらないとおもうが、俺たち3Fクラスは特殊なんだ。俺だけでなく、クラスメイト全員がな」

「嘘でしょ・・・?」

「世界一の豪商のところの娘や腹黒大臣の息子なんていう腹の探り合いを学ばんとならん高校生が集まるクラスなんだよ。クラス内で利が合えば協力するが、それ以外の時は騙し合いの日常だ」

「そんな・・・」

「騙されたんだよ、あんた」

  膝をつき、涙を浮かべる道子。
  八島はまだ続ける。

「あんたに助言したあの男は騙し合いクラスの頂点、学級委員長。やつ自身が名高い豪商であり、世界最大の情報保有組織の王。世界を裏で牛耳る魔王と呼ばれた男だ」

  一世界の頂点に立つ男。助言するとか、協力しようとか言いながら裏ではほくそ笑んでいたのだ。この世界で遊ぶ第一歩、名を馳せるため、一つ目の嘘をついたのだ。

「おいおい、バラすなよ」

  小声で話していた二人の後ろからその魔王が声をかけた。道子がこうして泣き崩れるのも、八島が自分のことを話すのも、このタイミングで話しかけるのも全て計画通り。浮かべているのは爽やかな笑顔だが、中身は真っ黒だろう。

「全て想定通りだろう?俺以上に人間が嫌いな男がよくやるもんだ」
「前に言ったろ?俺にとって人生は娯楽、人とは玩具だと。クラスメイトはお前も含め、皆使えるからな。利用価値がなければ捨てるだけだ」
「早くお前の呪縛から解き放たれたいところだ」
「そりゃ無理な話だ。お前ほど使える人間はなかなか見つからん。この難度高い世界を攻略するにはお前やそれ以上の化物の力を使わなねぇとな」

  二人の会話を聞いていた道子は絶望した。
  初めから絆なんてできるはずがない。クラスメイトですら利用関係。損得で切り捨てる人間ばかりだったのだ。Fクラスの退学者は多かった。その時点で疑っておくべきだった。
  それすらできない時点で、魔王から切られることは確実だったのだ。

「んじゃ、会長。今日中に死ねよ?」

「ひっ!」

「俺らはあんたを一度たりとも仲間と認識したことはない。今日の狩りも、召喚されてから今までの異世界生活でもな」

「きずなは・・・」

「おいおいおい。絆ってのは、信頼の契約だぜ?対等な者同士が持つべきものだ。俺とあんたが対等だと?巫山戯るのも大概にしろ。学校でどれだけチヤホヤされてたかは知らねぇが、そんなものは俺達のクラスでは何の役にも立たねぇ。生き残りたければ価値を見せろ。今更協力なんてつまらないことは言うなよ?くだらねぇ」

「八島くんよりは私の方が・・・!!」

「馬鹿じゃねぇのか?お前なんかよりもよっぽど有用だ。そいつは知識量も武力も度胸もクラス内ではずば抜けている。万が一俺が死の危機に陥った時、望みをかけるならお前ではなく八島だ。雑魚が助けに来るよりは、強者が暴れた方がマシなんだよ」

「そんな・・・」

  初めから、負けていたんだ。召喚された時にはもう狙われていた。召喚された人間の中で最も愚かな者として。笑顔で話していた少女も、魔物から守ってくれた男子も、みな初めから敵だった。懐に潜るために笑顔を向けていたのだ。

「さぁ、楽しい夜になるぞ」
「俺はパス。人の死に様に興味はない」
「ふむ、ならまた明日な」
「あぁ」

  生き残りたければ価値を見せろ。それが出来なければ死ね。彼ら優等生のクラスでただの飯ぐらいはいらないのだ。

  その後、合宿所の一室で叫び声、悲鳴が絶えず響いていたとか。

  本当に殺されたのか、それとも価値を見つけたのか。それはまたいつかの話。




――――――――――

はたつばです!

裏切る系の勇者好きです。そして、山本道子のような人は苦手です。

いますよね、口だけウーマン。

次回もよろしくお願いします!
感想にて、閑話のご希望などあれば受け付けます。・・・決して自分で考えるのが面倒な訳では無いです。えぇ、そうですとも。
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