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第一章 召喚されたからって勇者はしない

第二十話 少年よ強くなれ

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  現在目の前でガキンチョが暴れております。
  赤髪でぼろ布を纏っただけにしか見えない服装。見るからに貧乏な家の子だ。暴れる男の子は体格の違う兵士に押さえつけられながらも必死になって声を上げている。
  興味無いんで帰ります。俺が彼らに背を向け歩き出すと同時・・・

「返せよ!!マルコもタツキも!!お前らのせいで死んだんだぞ!!分かってるのかクソ皇帝がっっ!!殺してやるっ!絶対にお前を殺してやるからなァァっ!!」

  死んだ?殺してやる?
  ハゲ豚に誰か身内を殺されたのか?よくわからんな。もうちと観察していくか?帰るべきか?いや、見ていこう。少し気になる。

「クソガキ!皇帝陛下になんということを!!お前はここで死ね!」

「はっ!そうやってあいつらも殺してきたのか!!知ってんだよ。テメェらが奴隷やら孤児やらを娯楽で殺してるってなァ!!」

「なっ!貴様ァ!!」

  兵士Bが激昂し、男の子に剣を振りかざす。
  短気なやつだな。

  絶望竜が俺に近づいて、俺に耳打ちする。

「(楓。我慢ができん。あいつらを殺す)」

  子供が殺されそうになるのが許せなかったのか、絶望竜がそんなことを言ってきた。今まで、なんだかんだで俺の『無用な殺生禁止』を守っていた絶望竜。自ら進言し、殺したいと言ったのはこれが初めてだ。その考えに乗って、許しを出したいところだが

「(もう少し待て)」

  俺は今にも動き出しそうな絶望竜に命令する。待てと。

「(なっ。あのガキが死ぬのじゃぞ!!黙って見ていろと!?)」

「(そう言ったんだ。一度耐えろ)」

「(……)」

  絶望竜が俺を親の仇が如く睨みつけてくる。怖い怖い。俺も救い出したいところだが、これは別だ。黙って見る。

  兵士が振りかざした剣を膝立ちをした男の子の腕めがけて落とす。鮮血が舞い、血飛沫が地面を濡らす。

「うがァァァァァァ!!!」

  男の子は絶叫した。獣のような叫びを上げるが、それでも倒れない。目はずっとハゲ豚の居座る城を睨みつけている。

  今までの叫びを聞きつけ集まってきた野次馬達は確かに目撃した。兵士が子供に手をかけるのを。
  野次馬はたしかに聞いた。兵士が奴隷、孤児を殺しているという悲痛な叫びを。

  子供の嘆きは人々の耳に入り、人々はこの国へと不信感を持つ。人々を守るはずの兵士が民を、子供を傷つけている。これを紛れもない事実として目撃したのだ。

  男の子はこの瞬間を見た民衆の顔に満足し、ニヤリと笑みを浮かべる。あとは死ぬだけか・・・?そうすればこの子供の悲劇の完成だ。
  だが、それを許してはやらない。犠牲の上に成り立つ悲劇なんぞ実際はクソの役にも立たん。そんな無駄を俺が許すはずがない。ガキが『死ねばその後の役に立つ』その考えを持つこと自体が気にくわん。

「(絶望竜。殺れ)」

  俺の許しを得た絶望竜が、一瞬で子供の目の前に姿を現し、腕を切った兵士の首を刎ねる。続いて、兵士Aの顔面をぶん殴り、兵士の顔が破裂する。驚きながらも兵士Cが絶望竜に剣を向ける。が、そんなものが絶望竜に通じるはずがない。腕を横薙ぎにするだけで、剣はへし折れ、兵士Cのクビが飛ぶ。
  三人の兵士の血が地面を濡らし、辺りが真っ赤に染まる。

  民衆の者共が唖然とし、時折悲鳴をあげているが知ったこっちゃない。
  男の子は助かったことへの安堵、知らない誰かが参戦したことへの驚き、自分の計画が潰れたことへの怒り。それらが同時に起こっているため、八面相している。

「おいガキ。取り敢えず行くぞ。まずはついてこい」

  俺が男の子に声をかけると、そこにいた殆どの人の視線が俺に集まる。男の子は変な顔をしているが、気にしない。
  ついている方の腕を引っ張り、民衆の隙間を掻い潜って路地裏へと逃げ込む。絶望竜も俺の逃亡に合わせて退く。

「行くぞ。『転移』」

  俺の恩恵を使い、ダンジョンにあるマイホームの前に飛ぶ。
  なんとか逃げられたな。

「おい、アン・・・タら、なんで・・・俺・・・なんかを助け・・・たんだ?」

  男の子が、俺達にそう言う。まぁなんとなく想像出来てたけどね。なんで助けたんだって感じなんだろうな。

「そこで立ってる馬鹿が救いたいと言ったからだな」

「チッ・・・余計・・・なこと・・・を」

「お前が死ねば反乱でも起こると思ったか?」

  いきなり核心をついていくよー。
  男の子がびっくりしている。いやいや、アレを見れば誰でも分かるだろ。

「なぜそれを・・・?」

「見りゃわかる。それにお前如きの力じゃ反乱なんぞ起きないし、そもそも反乱が起きても直ぐに鎮圧されて終わりだ。聖騎士が十八人帝国の城のなかにいたからな。一般人では無理だな」

「っっ!で、でもやら・・・な・・・きゃ!!」

「やらなきゃ殺られるってか?はっ。お前のしていることは無駄なんだよ。お前のせいで何人死ぬと思ってやがる」

「……。なら、なら・・・!俺はどう・・・すれば良かったんだ・・・よ・・・!」

「人に頼ればよかったんじゃないか?」

「そんなやつがいなかった・・・からっ」

「今は目の前にいるだろうが。強い手頃に使える馬鹿がな」

  馬鹿なのは絶望竜さんのことですよ?俺じゃないよ?

「……あんたらに・・・何がで・・・きんだよ」

「何をしてほしい?そうだな……お前が俺の下で働くというのならば、お前が望むものほぼ全てを叶えてやる」

  破格の条件でしょ?ドヤァ。

「そうか。ならば遠慮・・・なく、言わ・・・せてもらおう・・・か・・・。今更・・・無・・・理なんて言わせ・・・ないからな・・・?」

「どんとこい」

「まず、俺・・・の腕・・・を治せ。次・・・に俺・・・・・・のいる孤児・・・院の先生の病気・・・と、子供たちの・・・怪我を治せ・・・。その後奴隷になった・・・孤児院・・・の人達を救え、最・・・後に孤・・・児院と奴隷から・・・・・・解放された者達・・・の衣食住の全てを満たしてほしい。これが俺・・・を雇う・・・条件だ」

  はぁ……これまた条件がおおいこって……。めんどくさいがやってやるか。絶望竜がさっきからウザイし。ちょくちょく俺の顔を見て、手を合わせて頭を下げているのだ。どれだけ助けたいんだよ。

「……いいぜ。俺は尚のことお前を気に入った。まずは手始めだな。『再生』」

  赤く濡れていた腕の付け根から新しい腕が生えてくる。その光景に目を大きく見開く男の子。そりゃぁまぁ驚くだろうな。大体みんな驚く。流れ出ていた血も補充され、苦しさもなくなったようだ。

「……なんだこれ。腕がある。動かせる。……こんなの最高位治癒魔法でも無理なんじゃ……」

  うん。無理だよ。最高位治癒魔法では欠損は治せない。全てのパーツが揃ってなければ全快とはいかない。
  無理だと思った上でも願ってよかったね。

「ふっ。どや。そういえばお前の名前を聞いていなかったな。俺は『黒田 楓』。楓が名前だ。俺の従者になるんだ。それくらい覚えておけ」

「楓・・・。分かった。俺の名前は『アルバート・サクリファス』。アルバートが名前だ。俺が従者となるのは他の条件も終えてからだ」

「わーってるよ。孤児院の場所は教えてくれるな?あと奴隷の名前と特徴も頼む。俺の方から今奴隷商に向かったメイドに伝える」

「……了解した」

  まずは奴隷達の名前を教えてもらった。奴隷になったのは三人だけっぽい。すぐさま世界眼を通じてマリーに繋げ、そいつらも買っておくように伝えておいた。

「さ、孤児院へ向かうぞ。絶望竜。そこで土下座をするな。心配せんでも全員救ってやる」

  本気で懇願している絶望竜さん。子供に弱すぎだろ。あんた世界に絶望を見せる竜だった気がするんだが。

「『転移』」

  さくっと転移を使って移動する。
  白いボロっちい家の前に飛んだ。孤児院ボロッボロだなぁ。
  俺達が転移すると小さな子供たちがアルバート目掛けてすっ飛んできた。元気があってよいことだ。
  アルバートも笑顔をみせている。絶望竜はもっと笑っている。この爺マジの子供好きかよ。元引きこもりとは思えん。

「ねーねー。アル兄この人たち誰?」

  アルバートがハッとする。おい。忘れてんじゃねぇよ。

「あーちょっと待っててな。まずは孤児院に入るぞ。あんたらもついてきてくれ」

「あいよ」

  中に入ると、もっとボロっちかった。所々壁が欠けていたりする。あまり掃除もされていないらしい。ホコリが目立つ。
  奥ではソファに横たわった女性がいる。こんな環境で横になったら病気になるぞ。

「先生ただいま。今日は紹介したい人がいるんだ」

  先生かよっ!病人をそんな所に寝かすな!

「……どなた様でしょう。借金取りには見えませんが……」

「先生の病気を治してくれる人だよ」

「え?……高くついたんじゃないですか?あなたが奴隷になるというのは認めませんよ?次は私が……」

  この人優しい人なんだろうなぁ。こんな子供を庇おうとはな。
  評価しておこう。

「まぁ任せろ。早速だが……『再生』」

  すると、青白い肌は健康的なものに変わり、服の隙間に見えた肌の斑点も消え、体内で渦巻いていた病原菌は死滅した。
  先生は目を見開き、自分の体をペタペタと触り、確かめる。

「あ、あのこれは……?」

「これであんたは元気な子の仲間入りだ。良かったな。これで二つ目はクリアか?」

「あぁ。十分だ。次は孤児の奴らだが、魔力は足りるか?」

  魔力の心配か。うん。必要ねぇ。恩恵は使用にかかるコストがゼロってのが魅力だからな。

「心配すんな。お前は俺を信頼しておけばいい『再生』」

  手をかざし、広範囲に向けて再生をかける。孤児たちの傷は癒え、欠損、半壊など体の異常を治す。孤児たちも自分の体が軽くなったことを確認する。

「……分かった。あとは奴隷と衣食住だ。頼んだぞ」

「モチのロンよ。つっても衣食住についてはうちで匿うって形になるがいいか?」

「そこは安全か?一日三食は守ってもらうぞ」

「安全だし、一日三食求めればお菓子もつけよう。なにか欲しければ俺がくれてやる。なにか知りたいこと、学びたい事があればそこにいる大人に頼め。どうだ?悪くないだろう?」

  超絶的な好条件だろ。凄くない?

「それが本当に可能ならな」

「最初の数日はお試し期間で構わん。その間もお前には働いてもらうが、途中で嫌になれば全員で俺のもとへ来い。ここに帰してやるよ」

「そうか」

  俺とアルバートの間で契約の内容が固まっていく。
  絶望竜は子供たちと戯れている。グハハと楽し気に笑っている。孫と遊ぶが如く楽しんでいる爺。お前は楽しそうでいいな。

「あ、あの。アルくんが働くって……」

「ん?あぁ俺とアルバートとの契約だよ。こいつの願いを叶える代わりに俺の下で働く。それだけだよ」

「そんな……それなら私が……」

「ダメだ先生。あなたはいつも無理をする。こいつの下で働くとなったらあんた死ぬかもしれないぞ。そうなったら悲しむのは孤児の子供たちだ。やめてくれ」

「し、しかし……」

  こいつら俺の下がとんだブラックだと思っていやがる・・・。
  眷属からはいい上司で通ってるんだぞ!これでもな!

「安心しろ。アルバートの生活は保障するし、休息も、子供たちと遊ぶ時間もとる。勿論睡眠もな」

「だそうだ」

「一度全員で俺の家に飛ぶぞ。奴隷達ももう手に入れたらしいからな」

「わかった」

「飛ぶ?」

「『転移』」

  孤児院の中の人間だけを飛ばすように調整する。
  すると、景色が

「変わらない……」

  俺と絶望竜だけ取り残された。……いや人間だけ飛ばすようにしたのは俺だよ?でもこうなるとは思わんだろ。

  仲良く手を繋いでいた絶望竜は空を掴んでいる。笑顔が消え、良く分からない顔をしている。

「……お前だけ飛ばすわ。多分混乱してるだろうからその辺の説明は頼む。家は新しく作るから外にいさせといてくれ」

「……わかった」

  『転移』。
  ……はぁ。こんな失敗をするとは……。

  まぁいい。ついでに翡翠とマリーの方も回収していこう。
  孤児院を出て、マリーのすぐ近くに飛ぶ。
  奴隷商からはもう出たらしく、街の中に俺はでた。

「マリー、翡翠。奴隷はその六人でいいか?」

「御主人様・・・。はい。この六人がこの度購入しました奴隷達です」

「よし、孤児の方はもう飛ばしておいた。俺達も行くぞ」

「「かしこまりました」」

  「『転移』」

  今度こそダンジョンに転移できた。少し離れた所で絶望竜が孤児院の皆に説明をしていたようだ。
  奴隷達が驚いてないのを見るに、マリーと翡翠が先に説明をしてくれていたらしい。
  さて、次は孤児と奴隷達の住む家なのだが……。マンションみたいにしてみようかな……?それなら多く住めるし。そーしよー。

「絶望竜。終わったな?次は家を建てるぞ。デカイ家だ」

「了解じゃ。そういえばお主が家を作るのは見たことがないのう。他の小物ならあるんじゃが……」

「そうだな。楽しみにしとけ」

「御主人様のお力は凄いのです!」

  ほっほっほ。マリーが自慢気にそう言ったのだ、期待には応えないとね。久々に頑張っちゃおうかな!

「いくぜ……。……我は万物を創り出す、その手は神々を超え、世界全てを手掛ける力を持つ『創造』!」

  ふふふ。飛び切りのやつを作ってやったわ。創造でここまで唱えたのは俺の人生で二回目だ。一回目は元の世界で戦場の真ん中に要塞を建てた時以来だな。
  今回は中の家具まで共に作ったので要塞レベルで唱える必要があった。

  次々に資材が生まれ、建設がすすんでいく。誰も手を付けず、ひとりでにマンションが階層を積んでいくその様はかなり奇妙だ。

「やはり御主人様は素晴らしいお方です」

「ふむ。確かにこれは凄いのぅ。圧巻じゃて」

  マリーと絶望竜が俺を称賛してくれる。やめろよ照れるじゃねぇか。
  孤児院の連中と奴隷組もこれには口を開いて呆然としている。その顔が見たかったんですよ。

「……まじかよ。アンタすげぇんだな。腕を治したのも相当だったが、これはもう人間技じゃねぇぞ」

  ……人間じゃないからね。もう人間やめたからね。
  卒業しましたよ。俺はもうね。
  驚きの声を聞きつつ、建設を眺めている。そんな時間が数分続くとようやく建設が終了する。さすがに時間がかかるね。
  全五十階まであるマンションが完成した。ふっ。美しきかな。

  さすがにこれは説明しないとキツイよな。現代と同じ機能性だからこいつらには何一つ分からないだろう。フロントロビーからの転移機能とか、部屋の住人を感知する玄関とかもな。

「よし。完成したな。部屋は大量にある。自分で好きな部屋を選びな。一人一室でも構わんぞ。絶望竜、お前には説明書をプレゼントしよう。この子等に教えてやってくれ」

  孤児や奴隷達は早速といった感じで、マンションへと走っていった。
  翡翠とマリーは昼飯を作りに家に戻り、絶望竜は子供たちに付いていった。
  残された俺とアルバートと先生。

「アルバート。これで満足か?」

「……一先ずはな」

「そりゃ良かったよ。では俺からお前にかす仕事はまず・・・強くなれ。だな」

  急に何を言い出すんだとアルバートがアホを見る目で俺を見る。やめろよ照れるだろ。
  俺は別にアルバートになにかしてほしいわけではない。絶望竜が救いたいと言ったから理由を付けて助けてやっただけ。今の俺ら後々使えるようになればいいなぁくらいにしか思っていない。
  だから

「強くなれ。この家なら問題はないだろうが、何事にも例外がある。俺や眷属達がいればなんとかなるが、留守中は守ってやれん。その時に備えて戦える人材は増やしておきたいんだよ」

「……分かった。よろしく頼むぞ楓」

「ふっ。生意気なやつだな。ま、いいよ。よろしく」

  俺とアルバートが互いに握手をする。

  乗り遅れた先生だけが微妙な表情をしていた。



ーーーーーーーー
はたつばです。

なにが昼過ぎやねんと思った。……くっ。
昨日書いたやつを今日上げて、今日書いたやつを今日あげる。
明日分?用意してないですけど?

それでも一応頑張りはします。上げれることを祈って……。
ではこれからもよろしくお願いします~。
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