52 / 71
52 それぞれの闘技会
しおりを挟む
『大樹の友』か。どうして知っていると聞いても、わかる説明をしてくれない気がする。
このエルフは、麗しい見かけによらず支離滅裂なことを平気でやっているからだ。
俺はまだ警戒はしているが、意外といい人なのかもしれないと考え始めてもいる。
いずれにせよ、エルフの住むところや魔法と、燃えない手段を手に入れる目的がニつとも終わってしまった。
自由魔法都市はすっかり用済みになったのに、望みもしない闘技会へは出なければならない。
「今さらだけど、俺はプリ、こいつはポン吉。あなたは?」
「ベアトリスと申します」
「そう言えば、ポン吉はエルフの村を知ってるような口振りだったよな」
「アン(知ってる)」
「それはどちらの村ですか?」
「アンアンアアン(高い白い山の麓)」
「さすがですね。そちらは古参のエルフの里です。私はまだ若輩者なので、もっと人里近い森に住んでいます」
「アンアアン(そこは知らない)」
「小さいので無理もありません」
ポン吉は、エルフを感心させるほどの知識や経験を持っているらしい。森林狼だけあって、森の所在などは相当詳しいのだろう。
「このコだけでも一緒に行けば、私一人より早く行って戻れますが?」
「アン(どうする)?」
ポン吉が小さい顔を傾げた。俺の木としての弱点が本気で心配だけど、側から離れるのも心もとないらしい。野宿の夜などはすっかり頼りきっているので、俺も悩ましくはある。
「スーに聞いてから考えるよ」
「アン(わかった)」
「ですね。闘技会が終わってからでもお答えを聞かせてください」
ベアトリスが名残り惜しそう席を立ったと思ったら、対戦の組み合わせを見に行ったスーと女冒険者が連れ立って帰って来た。
参加者は百人ほどのトーナメントらしく、女性はきれいにバラけて対戦カードが組まれているらしい。
準決勝の手前くらいまで行かなければ、女同士で戦うことはないとのこと。
俺はそもそも勝ち上がらないので関係ない。
闘技会の朝、スーは念入りに装備を確認している。試合会場へはかなり前に入らなければならない。
装備は自分の物でも主催者貸し出しの物でも使えるが、自分の物の場合は威力を落とす細工がなされる。
例えば武器や防具には、魔道ギルドの魔力付与でマイナス効果が付けられる。魔法も事前に使うものを申告させられ、威力が落ちるアクセサリーを身に着けなければならない。
この魔力付与技術やアクセサリーが、自由魔法都市ダレーガンの力の源泉でもあると聞いた。
いわゆる特許みたいなものと考えればわかりやすい。
魔法が使えない俺にはどうでもいいが、優れた能力を封じ込められてしまう者からすれば恐ろしいだろう。
そのため純粋に身体能力の勝る者が勝ちやすくなってしまうので、見せ場を作るように組み合わせには多少の操作が入る。女の子同士がいきなり当たらない配慮もその一つになる。
ここまで主催者側が干渉できるルールだと胴元八百長が懸念される。その点は自由魔法都市の信用問題になるので大丈夫らしい。
自由魔法都市ダレーガンには十三名の評議員で構成される評議会がある。ここで都市の運営を担っていて、冒険者ギルドと魔道ギルドのマスターもそのメンバーになっている。
お約束のように評議会内は派閥争いがあって、お互いが目を光らせているとのことだった。
くだくだ前置きが長くはなったが、俺は予定通り一回戦でさっさと負けた。
妙に鼻息の荒いオッサン剣士が相手だったので、見た瞬間から嫌になった。相手を迎え撃つ雰囲気だけを出して、緊張でメイスがすっぽ抜けたふりをして降参した。
プリ自身は見た目のかわいい女の子なので、泣きまねを少しして必死に謝ったら温かい拍手で会場を送り出してくれた。
スーは意気込みどおりに三回戦まで勝ち上がっている。ベアトリスも、女冒険者二人も。
「プリちゃん、しばらくのお別れなのですっ」
涙ぐんだスーが俺に抱き着いた。勝ち上がった優秀者には、もっといい宿が用意されているらしい。八百長の持ち掛けを防止する目的もあると、ギルド職員のミリーから聞かされた。
ちなみに俺は、負けたその日から有料になっている。運営側も現金なことだ。
スーが向かうのは、区画が一ランク上の上流階級用の宿。決勝まで行くとしたらあと四回戦ある。連戦では実力が出せないとのことで、途中に休養日があるから最長五日間は離れ離れになる。
見知った実力と参加者の様子から、上手く行ってあと二回くらいは勝てるだろう。それ以上は難しいと思う。
スーが強いのは間違いない。しかし世の中にはもっと強い者がいる。スーの隣を歩いているエルフもその一人。
これまでニ回戦ったのを見たが、相手の攻撃を受けることなく決着がついている。
能力が封じられるのは装備や魔法であって、身体能力に制限はない。
ベアトリスの速さは尋常ではない。スーも十分素早いが、子供と大人ほどの違いがある。
どうしてこんな大会へ参加しているのか、とても不思議に思えるとこではある。
「プリさん、私もお別れで寂しい限りです」
「プリちゃんは、スーとのお別れで寂しいのですっ」
妙な対抗意識ももう慣れた。どっちもしっかり戦えよ、と俺は見送る。
スーが別の宿へ移ったので俺は時間を持て余すようになった。
たまには自分で動いてみるかと調べ物のために図書館へと向かう。
どうやらダグレス帝国とシルビ公国の北端の、さらに向こうの氷雪山脈を越えたところに居るのが白エルフ。これはほとんど伝説化しているらしい。
もう一つ、東方小王国のさらに東の森にもエルフがいて、ベアトリスの言っているのはこちらになる。 地図を見ても砂漠より東は空白地になっていて、全然所在がつかめない。
このエルフは、麗しい見かけによらず支離滅裂なことを平気でやっているからだ。
俺はまだ警戒はしているが、意外といい人なのかもしれないと考え始めてもいる。
いずれにせよ、エルフの住むところや魔法と、燃えない手段を手に入れる目的がニつとも終わってしまった。
自由魔法都市はすっかり用済みになったのに、望みもしない闘技会へは出なければならない。
「今さらだけど、俺はプリ、こいつはポン吉。あなたは?」
「ベアトリスと申します」
「そう言えば、ポン吉はエルフの村を知ってるような口振りだったよな」
「アン(知ってる)」
「それはどちらの村ですか?」
「アンアンアアン(高い白い山の麓)」
「さすがですね。そちらは古参のエルフの里です。私はまだ若輩者なので、もっと人里近い森に住んでいます」
「アンアアン(そこは知らない)」
「小さいので無理もありません」
ポン吉は、エルフを感心させるほどの知識や経験を持っているらしい。森林狼だけあって、森の所在などは相当詳しいのだろう。
「このコだけでも一緒に行けば、私一人より早く行って戻れますが?」
「アン(どうする)?」
ポン吉が小さい顔を傾げた。俺の木としての弱点が本気で心配だけど、側から離れるのも心もとないらしい。野宿の夜などはすっかり頼りきっているので、俺も悩ましくはある。
「スーに聞いてから考えるよ」
「アン(わかった)」
「ですね。闘技会が終わってからでもお答えを聞かせてください」
ベアトリスが名残り惜しそう席を立ったと思ったら、対戦の組み合わせを見に行ったスーと女冒険者が連れ立って帰って来た。
参加者は百人ほどのトーナメントらしく、女性はきれいにバラけて対戦カードが組まれているらしい。
準決勝の手前くらいまで行かなければ、女同士で戦うことはないとのこと。
俺はそもそも勝ち上がらないので関係ない。
闘技会の朝、スーは念入りに装備を確認している。試合会場へはかなり前に入らなければならない。
装備は自分の物でも主催者貸し出しの物でも使えるが、自分の物の場合は威力を落とす細工がなされる。
例えば武器や防具には、魔道ギルドの魔力付与でマイナス効果が付けられる。魔法も事前に使うものを申告させられ、威力が落ちるアクセサリーを身に着けなければならない。
この魔力付与技術やアクセサリーが、自由魔法都市ダレーガンの力の源泉でもあると聞いた。
いわゆる特許みたいなものと考えればわかりやすい。
魔法が使えない俺にはどうでもいいが、優れた能力を封じ込められてしまう者からすれば恐ろしいだろう。
そのため純粋に身体能力の勝る者が勝ちやすくなってしまうので、見せ場を作るように組み合わせには多少の操作が入る。女の子同士がいきなり当たらない配慮もその一つになる。
ここまで主催者側が干渉できるルールだと胴元八百長が懸念される。その点は自由魔法都市の信用問題になるので大丈夫らしい。
自由魔法都市ダレーガンには十三名の評議員で構成される評議会がある。ここで都市の運営を担っていて、冒険者ギルドと魔道ギルドのマスターもそのメンバーになっている。
お約束のように評議会内は派閥争いがあって、お互いが目を光らせているとのことだった。
くだくだ前置きが長くはなったが、俺は予定通り一回戦でさっさと負けた。
妙に鼻息の荒いオッサン剣士が相手だったので、見た瞬間から嫌になった。相手を迎え撃つ雰囲気だけを出して、緊張でメイスがすっぽ抜けたふりをして降参した。
プリ自身は見た目のかわいい女の子なので、泣きまねを少しして必死に謝ったら温かい拍手で会場を送り出してくれた。
スーは意気込みどおりに三回戦まで勝ち上がっている。ベアトリスも、女冒険者二人も。
「プリちゃん、しばらくのお別れなのですっ」
涙ぐんだスーが俺に抱き着いた。勝ち上がった優秀者には、もっといい宿が用意されているらしい。八百長の持ち掛けを防止する目的もあると、ギルド職員のミリーから聞かされた。
ちなみに俺は、負けたその日から有料になっている。運営側も現金なことだ。
スーが向かうのは、区画が一ランク上の上流階級用の宿。決勝まで行くとしたらあと四回戦ある。連戦では実力が出せないとのことで、途中に休養日があるから最長五日間は離れ離れになる。
見知った実力と参加者の様子から、上手く行ってあと二回くらいは勝てるだろう。それ以上は難しいと思う。
スーが強いのは間違いない。しかし世の中にはもっと強い者がいる。スーの隣を歩いているエルフもその一人。
これまでニ回戦ったのを見たが、相手の攻撃を受けることなく決着がついている。
能力が封じられるのは装備や魔法であって、身体能力に制限はない。
ベアトリスの速さは尋常ではない。スーも十分素早いが、子供と大人ほどの違いがある。
どうしてこんな大会へ参加しているのか、とても不思議に思えるとこではある。
「プリさん、私もお別れで寂しい限りです」
「プリちゃんは、スーとのお別れで寂しいのですっ」
妙な対抗意識ももう慣れた。どっちもしっかり戦えよ、と俺は見送る。
スーが別の宿へ移ったので俺は時間を持て余すようになった。
たまには自分で動いてみるかと調べ物のために図書館へと向かう。
どうやらダグレス帝国とシルビ公国の北端の、さらに向こうの氷雪山脈を越えたところに居るのが白エルフ。これはほとんど伝説化しているらしい。
もう一つ、東方小王国のさらに東の森にもエルフがいて、ベアトリスの言っているのはこちらになる。 地図を見ても砂漠より東は空白地になっていて、全然所在がつかめない。
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
*
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、自らを反省しました。BLゲームの世界で推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
虚無からはじめる異世界生活 ~最強種の仲間と共に創造神の加護の力ですべてを解決します~
すなる
ファンタジー
追記《イラストを追加しました。主要キャラのイラストも可能であれば徐々に追加していきます》
猫を庇って死んでしまった男は、ある願いをしたことで何もない世界に転生してしまうことに。
不憫に思った神が特例で加護の力を授けた。実はそれはとてつもない力を秘めた創造神の加護だった。
何もない異世界で暮らし始めた男はその力使って第二の人生を歩み出す。
ある日、偶然にも生前助けた猫を加護の力で召喚してしまう。
人が居ない寂しさから猫に話しかけていると、その猫は加護の力で人に進化してしまった。
そんな猫との共同生活からはじまり徐々に動き出す異世界生活。
男は様々な異世界で沢山の人と出会いと加護の力ですべてを解決しながら第二の人生を謳歌していく。
そんな男の人柄に惹かれ沢山の者が集まり、いつしか男が作った街は伝説の都市と語られる存在になってく。
(

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

聖女なのに婚約破棄した上に辺境へ追放? ショックで前世を思い出し、魔法で電化製品を再現出来るようになって快適なので、もう戻りません。
向原 行人
ファンタジー
土の聖女と呼ばれる土魔法を極めた私、セシリアは婚約者である第二王子から婚約破棄を言い渡された上に、王宮を追放されて辺境の地へ飛ばされてしまった。
とりあえず、辺境の地でも何とか生きていくしかないと思った物の、着いた先は家どころか人すら居ない場所だった。
こんな所でどうすれば良いのと、ショックで頭が真っ白になった瞬間、突然前世の――日本の某家電量販店の販売員として働いていた記憶が蘇る。
土魔法で家や畑を作り、具現化魔法で家電製品を再現し……あれ? 王宮暮らしより遥かに快適なんですけど!
一方、王宮での私がしていた仕事を出来る者が居ないらしく、戻って来いと言われるけど、モフモフな動物さんたちと一緒に快適で幸せに暮らして居るので、お断りします。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
【完結】転生幼女ですが、追放されたので魔王になります。(ノベル版)
アキ・スマイリー
ファンタジー
アラサー女子の三石悠乃(みついし ゆうの)は、目覚めると幼女になっていた。右も左もわからぬ異世界。モフモフな狼エルデガインに拾われ、冒険者となる。
だが、保護者であるエルデガインがかつての「魔王」である事を、周囲に知られてしまう。
町を追放され、行き場を失ったユウノだったが、エルデガインと本当の親子以上の関係となり、彼に守られながら僻地の森に居場所を探す。
そこには、エルデガインが魔王だった時の居城があった。すっかり寂れてしまった城だったが、精霊やモンスターに愛されるユウノの体質のお陰で、大勢の協力者が集う事に。
一方、エルデガインが去った後の町にはモンスターの大群がやってくるようになる。実はエルデガインが町付近にいる事で、彼を恐れたモンスター達は町に近づかなかったのだ。
守護者を失った町は、急速に崩壊の一都を辿る。
※この作品にはコミック版もあり、そちらで使用した絵を挿絵や人物紹介に使用しています。

投獄された聖女は祈るのをやめ、自由を満喫している。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「偽聖女リーリエ、おまえとの婚約を破棄する。衛兵、偽聖女を地下牢に入れよ!」
リーリエは喜んだ。
「じゆ……、じゆう……自由だわ……!」
もう教会で一日中祈り続けなくてもいいのだ。

帰ってこい?私が聖女の娘だからですか?残念ですが、私はもう平民ですので 本編完結致しました
おいどんべい
ファンタジー
「ハッ出来損ないの女などいらん、お前との婚約は破棄させてもらう」
この国の第一王子であり元婚約者だったレルト様の言葉。
「王子に愛想つかれるとは、本当に出来損ないだな。我が娘よ」
血の繋がらない父の言葉。
それ以外にも沢山の人に出来損ないだと言われ続けて育ってきちゃった私ですがそんなに私はダメなのでしょうか?
そんな疑問を抱えながらも貴族として過ごしてきましたが、どうやらそれも今日までのようです。
てなわけで、これからは平民として、出来損ないなりの楽しい生活を送っていきたいと思います!
帰ってこい?もう私は平民なのであなた方とは関係ないですよ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる