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部屋に残った者達

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国王「ロイド、、さっきの聖獣様は」



ロイド「ファレス獣王国の時と同じだと思

います。あの場にいた兄上達がこの場にい

なかったので断言出来ませんが、、、」



国王「そうだな、、、アレクの好きな物は

何だろうか?」



ロイド「はぁー、、アレクが怒ったことな

どありませんよ?これに関しても断言出来

ませんが、、、小さい頃から過ごして来た

ジーンを貶されたこと許し難いかもしれま

せんね!それにアレクの機嫌取りですか?

ジーンもさっき、この場に居ましたが?」



国王「居たのか?それは、、、」



王妃「それは、、いえ、、やはり相応しい

者が従者になるべきですわ!!」



宰相「エレアーノ!!」



王妃「お父様、、諭し方が悪かっただけで

すわ!それなのに、、血の繋がりを出され

て、、私は、、」



ロイド「はぁー、、私は執務室に先に戻り

仕事します。では、、失礼します」



国王・宰相「「ロイド!!」」




ロイド「血の繫がりだけを強調してません

でしたよね?信用出来る者達の言葉は無視

ですか?」



王妃「なら、、なんで私との血の繫がりを

確認しましたの?」



ロイド「嫌みか皮肉では?アレクは王妃様

よりジーンが大事なんでしょう!リリーも

入ると思います。」



王妃「それは、、酷いですわ」



ロイド「酷いですか?なぜです?産まれた

時から世話をしてくれるメイドとアレク自

身が遊んだり、一緒に勉強を希望した使用

人の子を血筋で決め付け、ご存知ですか?

ジーンは入学試験の筆記は満点!属性魔法

は4属性ですよ!!王妃の側近より優秀で

は?」




王妃「私の側近を侮辱しますの?」



ロイド「えぇ、そうです!では調べましょ

うか?王妃様の側近である彼女の入学試験

の結果を!血筋だけで努力しない者より平

民が優秀だと目障りなんですか?」



国王「まっ、待て、、ロイド!!」



ロイド「授けし者にはその者の望む人生を

与えよ、邪な心で近づく者には祝福は取り

消す、国や教会の保護も必要ない!王妃様

のしようとしたことは余計なことでは?」



国王「そう、だな」



王妃「へ、陛下?陛下まで、、」



ロイド「アレクの身体的特徴には王族の血

筋が全然ないことは会った時点でおわかり

では?何故でしょうね?母上の瞳を受け継

ぎ、姉上似の顔立ち、、3世代、4世代ま

で王族の特徴が残りやすいのに、、、」



「「「・・・・・」」」


国王、王妃、宰相は返す言葉がなかった。



ロイド「では、失礼します」



部屋にいた、王妃の側近の女性は平民より

無能だと言われたも同じで傷ついていた。


護衛の近衛騎士達は男女ともに職務を全う

しなければならないのは理解していたが、

部屋の雰囲気に耐えかねていた。

聖獣を怒らせた現場を目にしたのだから無

理もない。







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