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初登校

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学校の正門で待っていたダニス達に朝の挨拶を

して、シリウスとダニスと別れて貴族校舎に向

かう。


レイド「アレク様やジーンが一緒で本当に嬉し

いです」


アレク「僕もだよ」


ジーン「私もです」


アレクとジーンの返事にレイドは嬉しかった。


貴族校舎に入るとクラスまでの案内してくれる

学校職員がいた。

アレク達は名前を名乗った。


職員「えぇっと、、、ではクラスまでご案内致

します」


「「「お願いします」」」


教室まで案内して貰い、職員にお礼を言う。


教室の後ろにリリーの座る席まで用意されてい

て、席の横には1畳分の絨毯が敷かれていた。


リリー「スカイ様、クッションをお出しします

がこちらの絨毯の上で宜しいですか?」


スカイが絨毯の匂いを嗅ぎ、首をフルフルと横

に振ったのでリリーは絨毯を丸めてアイテムバ

ックに収納し、公爵家から持って来ていた絨毯

とクッションを置いた。


リリー「アレク様、学校側が用意して頂いた絨

毯を返して参りますので、、」


アレク「うん、わかった。」


リリーが教室を出て行き、スカイをクッション

に促し、撫でる。


(スカイ!退屈だろうけど待っててね~!)


(うん。寝てるねー!)


教室に既に到着していた貴族の子息や令嬢達は

教室の後ろに不自然にあった席と絨毯の意味が

ようやくわかった。


スカイに近い後ろの席にアレク、ジーン、レイ

ドは座った。

リリーもすぐに戻って来た、元卒業生なので校

舎内を把握していた。


アレク「リリー、早かったね」


リリー「アレク様、私は貴族校舎の卒業生です

から校舎内を把握していますよ」


アレク「あっ!そうだった!ごめん」


リリー「大丈夫ですよ!スカイ様、お水は飲ま

れますか?」


スカイ「アウ」


リリーはスカイと念話は出来ないがスカイの様

子で判断出来るようになっていた。

リリーはマジックバックからスカイ用の水と皿

を出し、スカイの前に置く。


スカイは水を飲み、口元をリリーに拭いて貰い

寝てしまった。


その直後、先生らしき男性が教室に入ってきた


教師「皆さん、私がこのAクラスの担当教師の

クローズ・エルストラです。宜しくお願いしま

す。」


教師が自己紹介をし、授業内容、必須科目、選

択科目などの説明をした。


必須科目は子息は乗馬で令嬢は礼儀作法に刺繍

だった。

共通の必須科目は算学と歴学で定期テスト前に

難易度の指定をし、卒業までに習う内容のテス

トで最高難易度のテストで高得点を出した場合

は卒業まで算学、歴学の授業が免除になる。

もしく学年末まで習う内容のテストを受け、高

得点を出し、1年間の算学、歴学の免除も可能

だった。


(前世の海外にあった飛び級?いや、大学の単位

科目みたいなもの?飛び級なら5年が2・3年

での卒業だもんねー!、、でも、授業免除は惹

かれるかも、、、よし、レイドに頑張って貰お

うかな~!まずは1年間の算学と歴学の授業免

除だね~!前世でもあれば良かったな~!あっ

でも、前世なら厳しいかも、、いや無理だ!)


アレクは授業免除に惹かれ、ジーンは大丈夫だ

が同じ校舎で同じクラスになったレイドにも難

易度が上のテストを受けさせ、一緒に授業免除

になろうと考えいた。


レイドはアレク側から何故が悪寒がしたが、気

のせいだと思った。だが、後々に気のせいでは

なかったと知る。


自分だけは嫌だったのでシリウスとダニスも勉

強に巻き込んだ。


ダニス達3人は難易度テストの存在のせいで週

末も勉強することになった。


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