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王都へ

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王都へ出発する日になった。


今回は領地に祖父母とシアンとクラリスが残り

公爵夫妻とカイロ、アレク、スカイ、ジーンに

先生達4人にリリー達使用人数人も王都に付い

て来る。


ジーンの母親ジョアンもその中に入っていて、

祖父のジョシュは領地に残る。


アイテムバッグなどに入らない物などは馬車に

積み、祖父母やシアンにクラリス、領地に残る

使用人達に見送られて王都に向け出発した。



オンタニアに向かった時のように道中に出て来

た魔物は剣術と魔法の先生達が楽しそうに倒し

て護衛達の仕事を奪った。


予定通りに2週間以内に王都に到着した。


アレク「ジーン!あれが王都だよ!」


ジーン「王都への門の所が凄い人集りですね」


アレク「すっごく並んでるよねー」


ジーン「はい、驚きました」


公爵家の馬車は貴族門の列に並んで順番待ちに

なった。



ようやく王都の入門検査を受け、王都にはいる


ジーン「うわぁ~、王都は凄いですね」


アレク「だよね~、人で溢れてるよね~」


ジーンは初めて王都に来たので馬車の窓から見

える王都の様子に驚いた。



公爵家の馬車が王都の中に入って行くのを見て

いる者達の中には、、、


「公爵家の三男様と聖獣様も馬車に乗っていた

のかしら?」


「確認は取れていませんが可能性はあります」


「なにが何でも留学を認めて貰わなくてはいけ

ないわ」


「ですが、、王国からは5年間は留学を認めな

いと、、、」


「留学出来ないと会えないでしょ!」


「ですが、、王国の許可がなければ、、」


「私は王女なのよ!私がオーウェンス国王に謁

見して願えば大丈夫よ!」


「・・・・・わかりました、、」

(従者は自国と王国の国力を理解していない王女

に呆れ、自国の王も王女の行動を許したことに

も呆れていた。)



他にも同じように入学しようとしている者がい

たのだが、、、


「お嬢様、本当に平民として試験を受けられる

のですか?」


「あらっ、私はもうお嬢様ではないわよ!」


「失礼しました、、ですが、、」


「王族に貴族子息や令嬢の入学は拒否されたの

ですから仕方ないでしょう?大丈夫よ!」


「ですが、、出奔の必要がありますか?」


「あるわよ!それに表向きよ!」


「わかりました。では、王都に入れましたら住

むところを探しましょう」


「ええ、お願いね!」


「はい、わかりました」












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