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王宮で
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レティシアは祖父母に付き添って貰い、王宮に
来て。
ルイスはデュート伯爵夫妻と王宮に来ていた。
婚約調印式には王太子が立ち会うことで、王国
が承認したとされる。
今日の婚約調印はレティシア達だけではなく、
現在、待機室で待っていた。
高位貴族は最後になり、レティシアが公爵令嬢
だから最後になった。
王宮の官吏の者が呼びに来て、レティシア達は
王太子が待つ、婚約調印をする部屋に入る。
部屋に入った後、両家で王太子に一礼する。
王太子「待たせて申し訳ない。では、始めましょう。」
承認官「本日、ルイス・デュート伯爵子息と
レティシア・ルーウェンス公爵令嬢の婚約の
調印を行います。では、こちらの書類に署名を
お願いいたし、、」
バタン 扉が開き、現れたのは、、、
王女「待って、ちょっと、お待ち下さい。」
王太子「マリアス!なぜ、こちらに来た!?」
王女「ルイス子息!私と婚約して下さい!」
「「「「「「「「「はっ?」」」」」」」」」
部屋の中にいた者達は呆気になった。
王太子「マリアス、正気か?ルイス子息と
そんな仲とは聞いていないが?、、、」
王女「今からでも遅くないですわ!ルイス子息
なら婚約相手でも反対されませんでしょう?」
王太子「マリアス!!」
王女「嫌なんです。他国は嫌なんです。」
王女が最後の足掻きに走った。
レティシアの祖父は怒りを通り越し、冷めた眼
差しを王女に向け、王太子にどうされるのか、
視線で問う。
デュート伯爵夫妻はこの状況に耐えかね、部屋
の壁に下がって寄り添う。
レティシアの祖母はレティシアの背中を撫でて
いた。
レティシアは呆れ果て、王女に少しでも同情し
たことを後悔していた。
王太子はライガス前公爵の視線に耐え、妹でも
ある王女に言う。
王太子「マリアス!いい加減しろ!!」
王女「でも、まだ署名前ですわ!」
ルイス「マリアス王女。」
王女「お願い、私と婚約して!」
ルイス「無理です。すみませんが、僕には
レティシアが大切なんです。」
ルイスはレティシアの手を握った。
王女「どうして?私とだったら公爵にもなれま
すのよ?」
ルイス「爵位の為に相手を選びません。」
王太子「もう止めろ!近衛!マリアスを連れ出
せ!自室に連れて行き、部屋から出すな!」
「「「「はっ!」」」」
王女「お願いです。嫌なんです。他国は、、」
近衛兵が王女を部屋から連れて出て行った。
王太子は壇上にいたのだが、壇上から降りて、
レティシアとルイスの前で頭を下げた。
王太子「婚約の儀式を王族が乱すなど、、、
申し訳ない。」
レティ「いえ、もう大丈夫です。署名を、、」
祖父「王太子、婚約の署名が済み次第、国王
の元に行きましょう。よろしいですな?」
王太子「はい。、、、では署名を」
その後、署名をし、婚約が成立した。
署名が終わると同時に王太子と祖父は国王の
元に向かう。
祖父だけ、王宮に残り、公爵家に他の者達は
移動することにした。
屋敷に帰ると祖母とデュート伯爵夫妻は応接室
に行き、レティシアとルイスはサロンに向かっ
た。
サロンにはシアンとカイロが紅茶を飲みながら
姉の帰りを待っていた。
部屋に入ってきた姉達の雰囲気に祝いの言葉が
でなかった。
シアン「レティ姉様?ルイス子息?」
カイロ「どうされました?」
レティ「色々あったのよ、、、」
来て。
ルイスはデュート伯爵夫妻と王宮に来ていた。
婚約調印式には王太子が立ち会うことで、王国
が承認したとされる。
今日の婚約調印はレティシア達だけではなく、
現在、待機室で待っていた。
高位貴族は最後になり、レティシアが公爵令嬢
だから最後になった。
王宮の官吏の者が呼びに来て、レティシア達は
王太子が待つ、婚約調印をする部屋に入る。
部屋に入った後、両家で王太子に一礼する。
王太子「待たせて申し訳ない。では、始めましょう。」
承認官「本日、ルイス・デュート伯爵子息と
レティシア・ルーウェンス公爵令嬢の婚約の
調印を行います。では、こちらの書類に署名を
お願いいたし、、」
バタン 扉が開き、現れたのは、、、
王女「待って、ちょっと、お待ち下さい。」
王太子「マリアス!なぜ、こちらに来た!?」
王女「ルイス子息!私と婚約して下さい!」
「「「「「「「「「はっ?」」」」」」」」」
部屋の中にいた者達は呆気になった。
王太子「マリアス、正気か?ルイス子息と
そんな仲とは聞いていないが?、、、」
王女「今からでも遅くないですわ!ルイス子息
なら婚約相手でも反対されませんでしょう?」
王太子「マリアス!!」
王女「嫌なんです。他国は嫌なんです。」
王女が最後の足掻きに走った。
レティシアの祖父は怒りを通り越し、冷めた眼
差しを王女に向け、王太子にどうされるのか、
視線で問う。
デュート伯爵夫妻はこの状況に耐えかね、部屋
の壁に下がって寄り添う。
レティシアの祖母はレティシアの背中を撫でて
いた。
レティシアは呆れ果て、王女に少しでも同情し
たことを後悔していた。
王太子はライガス前公爵の視線に耐え、妹でも
ある王女に言う。
王太子「マリアス!いい加減しろ!!」
王女「でも、まだ署名前ですわ!」
ルイス「マリアス王女。」
王女「お願い、私と婚約して!」
ルイス「無理です。すみませんが、僕には
レティシアが大切なんです。」
ルイスはレティシアの手を握った。
王女「どうして?私とだったら公爵にもなれま
すのよ?」
ルイス「爵位の為に相手を選びません。」
王太子「もう止めろ!近衛!マリアスを連れ出
せ!自室に連れて行き、部屋から出すな!」
「「「「はっ!」」」」
王女「お願いです。嫌なんです。他国は、、」
近衛兵が王女を部屋から連れて出て行った。
王太子は壇上にいたのだが、壇上から降りて、
レティシアとルイスの前で頭を下げた。
王太子「婚約の儀式を王族が乱すなど、、、
申し訳ない。」
レティ「いえ、もう大丈夫です。署名を、、」
祖父「王太子、婚約の署名が済み次第、国王
の元に行きましょう。よろしいですな?」
王太子「はい。、、、では署名を」
その後、署名をし、婚約が成立した。
署名が終わると同時に王太子と祖父は国王の
元に向かう。
祖父だけ、王宮に残り、公爵家に他の者達は
移動することにした。
屋敷に帰ると祖母とデュート伯爵夫妻は応接室
に行き、レティシアとルイスはサロンに向かっ
た。
サロンにはシアンとカイロが紅茶を飲みながら
姉の帰りを待っていた。
部屋に入ってきた姉達の雰囲気に祝いの言葉が
でなかった。
シアン「レティ姉様?ルイス子息?」
カイロ「どうされました?」
レティ「色々あったのよ、、、」
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