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ゆったりとした日々の中

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アレクは少しだけ身長も伸びた、スカイも少し

大きくなった。

動物や魔物とは違い、聖獣の成長はゆっくり

だった。


「ねぇ~、リリー?もうすぐお姉様は卒業だよ

ね?」

「はい。そうですよ。明後日ですね!」

「なら、いつ頃に帰って来られるかな?」

「ガイヤさんの話では、卒業の翌日に婚約の

手続き、その翌日に卒業パーティーが王宮で

ありまして、その翌日に王都を出発される

予定だと聞いておりますから、、、3週間以

内にはこちらに皆様、帰られますよ。」


「えぇっ!なんか大変そうだね?」

(なんか、、ハードスケジュールじゃない?

イベント3連ちゃんの後には出発って、、、

普通なのかな?、、、わからん。)


「そうですねー。でも、皆様、アレク様や

スカイ様にお会いになりたいのでしょう。」

「えっ!そうかな~?僕も会いたいから嬉し

いけど、、、」

「えぇ、皆様、きっと癒され、、いや、逃げ、

いえ、、、えっと、早くお会いしたのだと

思います。」


「あっ、うん??わかった。」

(うん?なんか、、リリーの返事がおかしくな

い?癒され?逃げ?、、う~む、癒されは

スカイだよね~!わかるわかる。逃げはなん

だろう?何から逃げるのかな?王都は面倒な

ことばかりなのかな?ならイヤだなー。

このままの生活でいいけどね~。面倒なことは

避けたいなぁー。)


領地の公爵の屋敷で勉強と訓練が休みの日は

のんびりと過ごせて、アレクにとっては幸せ

だった。

前世とは違い、掃除しなくも良く、飲み物も

ご飯も何もかも用意され、お風呂も入るだけ

の生活など贅沢以外ない。

不満なのはお菓子位だが、それは大人になれば

どうにかなると思っている。

至れり尽くせりは贅沢なことだ。

恋愛などについては考えることを放棄した。

色々と考えたが、、まだ朝〇〇さえしていない

し、可愛いゾウさんの状態の今、悩んでもと

思っている。


結局、、まだまだ先だと思っている。


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