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春がもうすぐ

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あれからダンジョンには月に2回行っていた。

ゴブリンにはまだ魔法のみの攻撃だが、噛み付

きスネイクには長剣で倒している。

スライムは酸を吐かないし、動きがゆっくりだ

から倒しやすいが、ラビットは動くし、スネイ

クは噛み付いてくるから最初は緊張した。


剣術の先生が手本を見せてくれるが、、、、

体が緊張していて思うようには動けなかった。


経験数がやはり必要だったみたいだ。

ダンジョン以外の訓練の日は木剣での対人戦の

訓練になった。

ゴブリンに剣で倒す為だ。

最初は体力的に疲れてしまい、ぶっちゃけ魔法

で良くない?って思ったが脳筋でもある剣術の

先生には通用しない。

ダンジョンよりへとへとに疲れることになり、

夕食を食べずに寝てしまう日もあった。

スカイはしっかり食べていた。

アレクの自室での食事になったが、、、


冒険者ギルドにはあれから行っていない、、

ドロップ品は公爵家でどうにかしているみたい

だ。ダンジョンの次の日にジーンの母親である

ジョアンが疲弊顔をしているのだが、、、、

アレクは知らなかった。


そんな日々を過ごすともう直ぐ春の時期になっ

ていた。

レティシア姉様の髪飾りが出来上がり、小さい

宝石を使った、可愛いリボン型にした。


「レティシア姉様、喜んでくれるかな~?」

「大丈夫ですよ。とても綺麗で可愛いですから

レティシア様も喜んで下さいます。」

「ありがとう。リリー!」

「春過ぎには皆様がお戻りなられますから、

楽しみですね。」

「そうだね!」


(前世と違って、クリスマスも新年もないんだよ

ねー。ハロウィンに関しては前世から興味なか

ったからいいんだけど、、、あっ!いや、興味

はあった!ハロウィン限定お菓子!クリスマス

のケーキ特集にバレンタイン特集!あーー!

ヤバい、バレンタインのこと忘れてたわ!

8歳で思い出すって、、、ってか、ヤバい、、

思い出したらお菓子が!!ケーキ食べたい。

プリンにムースにチョコ!あーー、、、、、

思い出すと逆にツラい、、、、食べたーい。)



「アレク様?アレク様?」

「う?あっ、ごめん。リリー何?」

「どうされました?何か心配事でも?」

「大丈夫だよ!ちょっと考えてたの!」

「レティシア様の婚約者の方のことですか?」


(あっ!そうだった。レティシア姉様の婚約者

の方に会えるんだった!!ちょっと忘れてた!

どんな人かな~?)


「違うよ!リリー、でもどんな方なのか、気に

なるねぇ~!お義兄様に将来なる方だし、、」


「そうですね~!ですが、レティシア様が

決めた方ですから、、大丈夫だと思い出す。」


「そうだね!」


スカイはアレクの膝で昼寝をしていた。

アレクとリリーは自室でゆったりした休日を

過ごしていた。


王都ではその頃、、、
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