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お出迎え

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ダンジョンの入り口横に出ると夕方前だった。

だが、ルーウェンス公爵夫妻にオンタニア侯爵

夫妻が待っていた。

公爵「アレク、ジーン!怪我はないね?」

「「はい。」」

公爵「良かった。リリー、あの馬車にアレク

達と一緒に乗りなさい。」

リリー「はっ、はい。わかりました。」

リリーに馬車に乗せられた。

(ねぇー。アレク!楽しかったね!)

(そうだね~。でも、何でお父様達はここまで

来たのかな~。)

(アレクー。お腹すいたー!)

(うん。そうだね~!)

「ねぇ、リリー!スカイも僕もお腹が空いちゃ

った。ジーンもだよね?」

「そうですね。ですが、、、」

「えっ、と、ちょっとお待ち下さいね。」


何故かリリーは覚悟した顔で馬車を降り、アレ

クの両親の所に行く。

アレク達が馬車に乗った後、祖父母と先生達は

説教されていたのだが、リリーが来て、アレク

とスカイ様にジーンがお腹が空いた話を聞いて

説教は中断になった。


馬車で侯爵家に帰り、お風呂に入り、遅めの

夕食を食べた。

食べた後は眠くなり、早々に寝てしまった。


アレク達が寝てしまった、後、、、

ダイニングルームでは夕食後に説教タイムに

突入していた。


侯爵「父上、母上、あれほど言ったではない

ですか!孫でも、公爵子息ですと!!」

祖父「わかっておるわ!でも、楽しんでおった

ぞ!なぁ?」

祖母「えぇ、それに凄かったのよ!」

侯爵「何がですか?」

祖父「あの初級ダンジョンのドロップ品を

知っておるだろ!?」

侯爵「えぇ、知ってますよ!」

祖父「わしら大人達がスライムなど倒したら

錆びた短剣ばかりじゃった。だがな!!

アレクは全部、小さいが宝石でジーンは金貨

と小さい宝石じゃった。なぁ?」

祖母「えぇ、そうです。ねぇー。先生方?」

先生達「「はい。そうです。」」

祖父「ほれっ!これじゃ!」

ダイニングテーブルにアイテムバックから金貨

と宝石を出す。


公爵夫妻に侯爵夫妻と次期侯爵夫妻も、、、

「「「「「「・・・・・・・」」」」」」


テーブルの上には小さいが13個の宝石と金貨

が7枚あった。


侯爵「噂で小さいが宝石が出た話がありました

が、、、」

祖父「わしらもびっくりしたわ!なぁ?」

祖母「えぇ、アレクとジーンは素直に喜んで

ましたけどねぇー!」


コクコクと頷く先生達!


取り合えず、説教はうやむやになった。

公爵は前侯爵夫妻にジーンがドロップした品を

確認し、金貨7枚と小さな宝石3個をジーンの

母親ジョアンに渡した。

ジョアンは拒否したが、ジーンが初めてダンジ

ョンに入り、手にした品として受け取らせた。


ジョアンも困ってしまったが、、、ジーンの

将来の為に預かる気持ちで受け取った。



前侯爵夫妻とアレク達を屋敷から抜け出す手助

けと食事や冒険者の服などの準備は前侯爵夫妻

に長年仕える従者とメイドとその子供達だった

子供でも、すでに大人である。

馬車を運転していたのは従者だったり、移動の

警護は従者の息子達だった。




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