公爵家三男に転生しましたが・・・

謝罪

アレクをスカイ様と自室に行かせた後、、、


リード・ルーウェンス公爵は獣王に一言！

リード「お帰り下さい。」

獣王「私の指示ではない！」

リード「指示した、してないの問題では

ありません。」

獣王「だが、祝福を取り消されたのだ！謝罪

して、、、」

リード「国王から手紙で知らせがあったと

思いますが？」

獣王「だが、聖獣は我らの始祖、、」　

リード「なら、、、なぜ私の息子は意思疎通が

出来るのに獣王様には出来ないのですか？」

獣王「意思疎通が出来るのか！！」

リード「出来るそうです。」

獣王「なら取り消しを、、」

リード「させませんよ。お帰り下さい。」


アレクの父親、リードは相手が獣王だろうと

許さない目で対峙していた。


獣王は国に帰ることに決めた。他の部屋や外に

待機している者を会わせても３０名、どうする

ことも出来ない。

まだ、怯えている第４王子を従者に任せ、屋敷

から出て、自国に向かって出発する。


獣王は国境の街でオーウェンス王国、国王へ

手紙を書いて送った。


自国から来る時は聖獣が自分達について来てく

れると信じていた。


邪な心ではなく、我らの始祖なのだから、、、

獣王も他の者達も考えが同じだった。


子供の時から言われ続け、信じていたのだ。


聖獣は自分達の始祖だと！



３週間後、行きとは違い、重い空気の中、、、

自国の王宮に帰り着いた。

獣王は帰りの道中に第４王子ゾラスに理由を

聞いていた。

ゾラスの母親である側室を呼び出した。

側室「陛下、どうされました？聖獣様は？」

獣王「なぜ、ゾラスにあんな真似をさせた？」

側室「あんな真似？とは？」

獣王「短剣を渡し、公爵子息を亡き者にする

よう、言ったであろう！！」

側室「えぇ、強き者に聖獣様はついて下さい

ます。ですからゾラスに、、」

獣王「聖獣様はお怒りになった。公爵子息を

亡き者にしようとしたゾラスだけではない。

我らにもな！」

側室「えっ！なぜです？ゾラスは？」

獣王「聖獣様の怒りの目を向けられ、それだ

けではない。祝福も取り消された。後で調べ

るつもりだ。」

側室「そんな！どうすれば！」

獣王「もう、遅い。後々、処分を伝える。

もう、連れて行け！」

側室「そんな、陛下！陛下ー！」

近衛騎士に側室を連れて行かせた。


水晶で現在の祝福の状況を調べることが出来る

が、すでに調べなくてもわかっていた。

魔法が使えなかったからだ。

だが、微かな期待をしたい。



その結果は無意味だった。

水晶には何も表示されなかった。

あの部屋にいた、獣人国の者達は皆、祝福を

取り消された。

第４王子ゾラスだけではなかったのだ。