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祖父母と姉兄達

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祖父母と姉兄達は王都の公爵家に到着した。


王都公爵家執事グレンが出迎える。

執事「お帰りなさいませ」

祖父「あぁ、何か変わりないか?」

執事「旅でお疲れだとは存じますが、、、

お祝いの品などの数が、、、、」


2ヶ月間、王都を留守にする者もいる。

2男の祝福以降は公爵家もこの時期、王都を

留守にしていた。


祝福の祝いが後になったりするのも当たり前の

ことだったが、、、


祖父「そんなにか?」

執事「はい。置き部屋に置けなくなり、私の

判断で客室に置いてあります。」

祖母「あらあらっ、そんなにきたのねぇ~。」

執事「一覧表を作りました。」

祖父「わかった。執務室で目を通そう。」

執事「はい。」

祖母「レティ達はお部屋で休みなさいねぇ」

「「「はい。お祖母様。」」」


祖父母は執事と執務室に入り、一覧表に目を

通す。

高級な布、文房具や上質な紙、そしてなぜか

クッションが50個ほど、、、

祖父「なぜにクッションがこんなに?」

執事「王都の大商会でアレク様が聖獣様用に

クッションを買われまして、そのことが原因

か?と思います。枢機卿様から贈られた品

のクッションですが、、、持って参ります。」


執事は枢機卿からのクッションを見せるべく

取りに行き、持って戻ってきた。


白い高級な布で作られたクッションで金と青の

刺繍がされた豪華な品だった。

執事「こちらは昨日、届きました。」

祖父「だろうな。」

祖母「まぁっ、凄い。特注ですわねぇ~。」



その頃、姉兄達は王都の屋敷にいたモリスに

祝いの品が置いてある置き部屋と客室の方の

置き部屋を案内して貰い、クッションの数に

驚き、どうするんだろう?と思っていた。


この後もクッションが届く。


王都の商会などは忙しく、服の仕立屋さえも

豪華なクッション制作をしていた。





王宮執務室では国王が王都の街の状況報告書類

に目を通し、笑っていた。

国王から書類を渡されたロイドも目を通し、

王都の実家がクッションの対応に困っている

ことを予想した。



2週間後、ルーウェンス公爵の領地の屋敷に

2台のほぼクッションが積まれた馬車が到着

した。手紙もあり、読んだアレクの父親である

のリード公爵は溜め息が出た。


クッションはクッションでも、赤ん坊の寝具の

大きさだった。

尻尾が考慮されたと考えられるが、、、

大きいせいで場所も取る。



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