公爵家三男に転生しましたが・・・

届いた！手紙と請求書

アレクと両親が王都から領地に向かって出発

してから１０日ほど・・・



ダマネード侯爵はまだ王都にいた。


噂の払拭を失敗したからだ。


子爵家に伯爵２家を誘い、我が娘と伯爵２家

子息と令嬢を連れて馬車を各々、３台用意し

訪問して、子供達を遊ばせたと噂を流した。



だが、失敗した。

侯爵家が子爵家や男爵家の子息３人を連れて

王都の街に出掛けたからだ。


目撃した貴族が多すぎた。


逆に数台の馬車で子爵家に何しに押し掛けて

いたのか！？などの噂が上がってるらしい。



なぜだ！なぜだ！なんで！！私の策略が、、、

上手くいかない！



王都の街で公爵子息が聖獣を抱いた姿は特に

目立った！！

白い体毛なのに毛先に向かって薄青色になって

いる青い瞳の子狼！！

美しく、綺麗で愛らしく、神聖な何かを感じ

させる。



街に住む平民でさえ、馬車から店に入る時しか

目にすることは出来ず、その一瞬に恵まれた

者達はその後、教会に行き、感謝した。


貴族にもいた。　　　



どうすれば、、、どうすれば、、、、

公爵家に謝罪も出来ていないし、

まずい、まずい、まずいぞ！


ダマネード侯爵は新たな策を考えていた。


コンコン

ドアを開けて執事が入ってきた。

侯爵「なんだ！」

執事「ベルナー侯爵家よりお手紙が、、、」

侯爵「ベルナー侯爵家？手紙と、、請求書？

なんだこれは？」

執事「手紙に書いてあると、、、」

侯爵「ふん。」


ベルナー侯爵家の手紙を読む。

私に仕えてくれてる子爵家での非常識な行い、

侯爵の位を持つ貴族なら弁償するのが普通の

はずが、忘れられてそうなのでこちらが変わり

に手配しました。請求書を添えて置きます。

　　　　　　　　　　ベルナー侯爵家


ぐぬぬぬっ、

子爵の分際で黙っておれば良いものを、、、


請求書金貨１５０枚

ソファ、椅子、テーブル、等々


払わないとまずいか？侯爵家が相手だし、

くそ、金貨１５０枚だと！！


侯爵「払っておけ！」

執事「はっ、はい、わかりました。あ、後、」

侯爵「なんだ？」

執事「業者の者が子爵家からテーブルや椅子

など、色々と運んで来ました。手紙一緒に」

侯爵「はっ？なんだと！！」


くそ、、、くそ、、どうする。


侯爵「処分しろ。夜にな！」

執事「はい。では、失礼します。」



どうする。このまま、領地に帰る訳には

父上がどうにかしてくれるか？

いや、ないな。

息子に学校で公爵家の令嬢か子息に謝罪さ

せとくか？そんだな、今はそれしかないな。


父上と息子が王都に来るまで待とう。