公爵家三男に転生しましたが・・・

子爵邸に届いた手紙

祝福の翌日

子爵家の執事はメイドから大量の手紙を

渡された。

今までにない量の手紙、、、

差出人の確認をしてから当主に渡すのだが、

大量の手紙の中にやらかせ侯爵家の紋章の

封蝋があった。


当主達は朝食中だが、渡すしかない。


「お手紙がかなりの量で届いておりますが

まず、こちらを、、、」



受け取った子爵は封蝋の紋章を見て固まる。

「ダマネード侯爵家からだ、、、」

「「「「「「「「・・・・」」」」」」」」


誰もがイヤな予感、いや、、、いやな予想が

出来た。


「取りあえず、、、読んでみる。」


無言で読んでいく子爵、それを黙って見つめる

８人！！

読み終わった子爵は皆を見て、内容を伝える。


「明日、侯爵家のお茶会に招待する。っあと

同年の子息達も一緒にと、、、」

「「「「「「「「・・・・」」」」」」」」


誰もが無言の時、また、メイドが執事に手紙を渡した。

執事が手紙の確認をし、子爵に渡す。

「公爵家から今、届いたそうです。」

「「「「「「「「「・・・」」」」」」」」」

子爵に皆の視線がまた集まる。


「取りあえず、、、読む。」

「「「「「「「「・・・・」」」」」」」」


「公爵家の明日の昼食会とお茶会は

開催するそうだ。」


「でしたら、公爵家ですわよね？

参加の返事もしましたし、、、、」

「そうだな。」

「あぁ、そうだよ。」

「「そうですわ。」」

「侯爵家に断りの手紙を、、、」

「他にも手紙が来ているそうだ、、、

内容によっては返事を書くのを頼む。」

「「あぁ、わかった。」」

「「「わかりました。」」」



「シリウス達は部屋で言葉やマナーの勉強を」


「「「はい。」」」




執務室では狭いので応接間に集まる大人６人

テーブルの上に置かれた大量の手紙。

取りあえず手紙の全てに目を通す。

内容はどれも似た内容だった。



他の貴族達には自分達の息子が公爵子息の

アレク様に気に入ってもらった可能性を

考慮し、今の内に交友を深めようと

考えていそうな内容だった。



６人の大人達は取りあえず当たり障りが

ない、ように返事を書くのに追われる。



その頃、シリウスの部屋では


「公爵家への参加でほんと良かったー。」

「そうですね。あの、侯爵令嬢達となんて

最悪ですよ。」

「そうだね、アレク様に感謝だよ。」

「だな！公爵家の昼食会が取り止めだったら

侯爵家の可能性ありだしな！」

「そうですね。断りにくいでしょうねー」

「公爵家様なら侯爵家の誘いなんて即座に

断りそう。」

「そりゃーそうだろ！」

「そうですね。相手にされないでしょう。」

「アレク様は優しいから許しそうだけど、、」

「アレク様が許しても公爵様や先王様とか

許さないだろう。」

「そっかー。そうだねー。」



親達が苦悩しながら返事を書いている時に

息子達は楽しくしゃべっていた。

まだ７歳だ。仕方ない。