公爵家三男に転生しましたが・・・

キルア犬

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どうしたら

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子狼を腕の中に抱いたまま、振り返って

両親を見る。両親も驚いた状態でアレクを

見ていた。


(ヤバい、、ヤバいよ、、今後の展開が

ヤバいことになりそう。

まだ、7歳だから、この世界を楽しんでも

ないのに、、、どうしょう、、、)


拘束・監視・聖君扱い・など今後の生活

が縛られる未来しか想像出来なかった。



水晶が光出して画面が表れた。

教会の中の人々が画面の文字に注目する。


(アレク!アレク!後ろ。後ろ見て!!)

(えっ??)


子狼に念話で促され、後ろを振り返ると

水晶が光っていて画面に文字が表れていた。


【聖獣を授けし者にはその者の望む人生を

与えよ。邪な心で近く者には祝福は

取り消す。国や教会の保護も必要ない。】



(マジかいっ!でも、、、女神様

ありがとうございます。助かります。)



枢機卿が祈りの姿勢になり、声を出す。

「はい、聖獣様とアレク様に自由を!!

神のお心に従います。」


枢機卿の言葉に従ったのか従う意思表示なのか

この場にいる教会の者達、聖騎士達も

祈りの姿勢をした。


「先王とし、国も神のご意向に従います。」


先王様の言葉の後に画面が消え、水晶の光も

消えた。



「聖獣様、アレク様、先ほど神に誓いました

ように教会は自由に過ごされることを

望みます。私が存命の間は必ず守ります。」



「あっ、ありがとうございます。」


枢機卿がアレクに再度、誓いの言葉は言った。


(取り合えず、一礼して戻ろう。

女神様ありがとうございます。)



一礼して、アレクは両親の元に戻った。

聖獣を連れて戻って来た、我が子の頭を撫でて

取り合えず、家族で席に戻った。



この状況を父親のリードでもどうすることも

出来ない。先王と枢機卿に目を向け、

枢機卿も先王に目を向け、祝福の儀式の

終了を進めることにした。


「では、これで祝福の儀式を終わりにします」

枢機卿の終わりに宣言の後、、、

退出の知らせが教会に響く。状況を考え、

「先王夫妻様、第2王子殿下、

公爵夫妻並びにご子息様の退出です。」



貴族全員が席を立ち、見送りの姿勢にする。


アレク達は一礼して、先王夫妻と第2王子の

後に続いて歩いて教会の外に向かう。


外では王族の側近にメイドが近くにいて、

その後ろにリリー達、公爵家の者がいた。



青の目に毛先が青色の子狼を腕に抱いた、

公爵子息が王族の後から出て来ると、

少し離れた所にいた。他の貴族の執事やメイド

達からどよめきが上がった。



教会の中で何かが起こったことは予想出来て

いたのもあり、子狼から神々しさを感じる

のもあった。


成り行きはわからないが王族と公爵家が

一緒に外に出て来たことがあり得ない

ことだった。

通常は間を置くのが当たり前だった。
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