公爵家三男に転生しましたが・・・

巻き添え

「アレク様の希望も皆様、承諾して頂けまし

た。」

「本当ですか？嬉しいです。

先生方、ありがとうございます。」

ぺこりと頭を下げて感謝。

(やった～。勉強、訓練仲間ゲットした！)

私は斜め後方を見て、呼びかけました。

「ジーン！」

ジーンと呼ばれた少年は

「はい、先生方、私にも指導して頂けること感

謝します。よろしくお願いいたします。」

ジーンは深く頭を下げました。

先生方も言葉使いと態度に感心しています。

(仕込んだかいがあった！いえぇい！)


「では、先生方、行きましょうか？」


「「「「はい。」」」」


「では、アレク様、失礼いたします。」


「「「「失礼いたします。」」」」


お辞儀して、執事と先生方が応接間から退室

し、今は専属メイドのリリーとジーンの３人だ

けになった。

「やった！ジーン。明日から一緒に頑張ろ

う。」


「はい、アレク様。」


「アレク様～、希望が叶いましたね～。」


「勉強は二人でした方が楽しいし、頑張れる

し、訓練には近い背丈も必要だよ。」


「そうでございますか～。」


(赤ん坊の時からの専属メイドにはもう、笑顔

が通じない。

オカシイなぁ～？

母親にも通じなくなってきてるんだけど、、、)