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エメリアーナは倒したトレントの所へ向かう領騎士や魔法師達に冒険者達を見ながら、、、


(あの人数が必要なんだ、、、危険もあるからかもしれないけど、、、私が行ければ警戒だけですんだのに、、、頑張って!!)




リーゼはエメリアーナが手を振り返してくれたことに喜んでいた。


リーゼ「うふふふっ!見てたよね!?王女様が手を振ってくれたわ!もしかしたら、、、王女様の専属魔法師に望まれるかも?そしたら、、あの方と一緒にいる機会もあって、、、いやん!!」


魔法女「ないから!!絶対に!!」


弓士「すげぇな!妄想力に引くわ!」


剣士「現実逃避よりも怖いぞ!」


リーダー「・・・・・・・」


リーゼ「何でよ!そこそこ魔法使えるのよ!」


魔法女「そこそこじゃ無理なのよ!」


弓士「リーゼ、、王女様のこと知らないのか?」


リーゼ「ん?王女様は!王女様でしょ?」


剣士「やはり、、馬鹿だな!」


リーダー「はぁー、、ほらっ!移動だ!」



その後、、、エメリアーナが風魔法エアーカッターを連続でぶっ放した時、、、


冒険者集団「「「「「「「・・・・・・・・」」」」」」」


リーゼ「ねっ、、ねぇ、、なんで?どういうこと?王女様、魔力切れにもなってないわよ?それにあれは風魔法の初級よね?威力おかしくない?」


魔法女「凄いわね、、噂通りなのね」


弓士「本当にすげぇわ」


剣士「そうだな、、トレントが、、あんなにあっさり倒せるとは、、」


リーダー「逃げるんだな、、トレント」


リーゼ「ちょっと!!無視しないで!!」


弓士「うるさいな!まじで知らないのかよ」


魔法女「リーゼ、、王女様が誰か解ってる?」


リーゼ「第1か第2王女様のどっちかでしょ?」


剣士「やはり、、馬鹿だな」


リーダー「リーゼ、、あの方は第2王女エメリアーナ様だ!スキル、ギフト、加護は、、、」


パーティーリーダーからエメリアーナのことを知らされたリーゼは、、、


リーゼ「えっ!?うそよね?」


魔法女「本当よ!有名な話よ?」


リーゼ「じゃぁ、、王女様は、、ポーションいらずなの?あのポーションを飲まずにすむの?」


剣士「そうだな、、魔力切れはしないし、回復と治癒も自分で出来、毒も呪いも効かない体質だから必要ないな!」


弓士「アイテムボックスは無限量!羨ましいぜ!」


リーダー「そうだな」


リーゼ「そんな、、じゃぁ、、あの方とは、、」


弓士「ないに決まってんだろ!!」


剣士「侯爵家の方だしな」


魔法女「絶対にないわね!諦めなさい」




領騎士達「「「「「「「・・・・・・・」」」」」」」


領団長「これは、、ジャイド様、、」


領騎士「フリッツ様もご覧になりたかったかと」


領団長「そうだな、、、だが仕方あるまい、、では指示通りに!魔物に警戒しながら手間の細切れの素材は防壁まで運び、冒険者達に協力を頼んで来てくれ!」


領騎士達「「「「「「「はっ!」」」」」」」




砦の1室では、、、


ジャイド「フリッツ兄さん、、ごめん!」


フリッツ「もう良い!夜の為に寝ろ!」


ジャイド「フリッツ兄さんまで軟禁になるとは思わなかったんだ」


フリッツ「昼間だけだが、、微妙な気分だ、、普段と変わらない書類仕事だが、、」


ユース「フリッツ様かジャイド様が王女殿下と結婚出来ましたら何度でもご覧になることは可能ですので今回は我慢して下さい」


ジャイド「・・・・・・・・」


フリッツ「・・・・・・・・」



夕方、ジャイドとフリッツ、ユースは砦の訓練場に向かった。


訓練場にはトレントの素材が埋め尽くされた状態で領騎士数人と王国騎士数人が魔石取りをしていた。


フリッツ「これでは訓練は出来ないな」


ユース「トレントの素材と魔石は公爵家で戴けることになっております」


ジャイド「なんでだ?」


ユース「宿泊費代わりにと、、後、、来られるまでに倒されたトレントがあり、帰られる時も倒すことになるから要らないそうです」


フリッツ「ちょっと良いかな?」


王国騎士「はい?私でしょうか?」


フリッツ「そうだ!聞きたいことがある」


王国騎士「はい、、何でしょうか?」


フリッツ「公爵領に来るまでにどれ位トレントを討伐したのか訊きたいのだか、、」


王国騎士「う~ん、、数えてはいませんが休憩がてら街道近くのトレントを討伐してきましたので、、100体は超えていると思います!」


ジャイド「100体!!」


王国騎士「はい!王女様の魔法の威力ですと簡単ですし、、魔物に警戒しながら王女様のアイテムボックスに収納して頂ければすぐに終わりますので」


フリッツ「そうか、、ありがとう」


王国騎士「いえ、では失礼します」


フリッツ、ジャイド、ユースは王国騎士達が手慣れた作業の如くトレントの魔石を取る作業を視ていた。












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