次は幸せな結婚が出来るかな？

大丈夫？

エメリアーナが放ったファイヤーボールは指定された辺りにちゃんと当てることは出来たが威力が上級威力だった為に爆風が周囲と上空に及んでしまって被害を受けた者達がいた。


遠征に同行していたレオニスや騎士達はエメリアーナが火魔法を放った瞬間に屈んだ。


レオニスはエメリアーナが爆風を受けないように庇った。


逃げていた冒険者は爆風に飛ばされた。


スライム群はほとんどが溶けて魔石もほとんど残らなかった。


防壁は無事だったが土色が黒くなっていた。


ロマトス公爵の前公爵と公爵に領騎士２名は爆風を受けたが防壁の高さのお陰で爆風に飛ばされずに済んだが、、、


前公爵「ごほっ！ごほっ！ごっ、、、」


公爵「ごほっ！ごっ、、ごほ、、ごほっ！」


騎士「「ごほっ！ごほっ、、ごほっ！」」



レオニス「ごほっ、、だっ、、大丈夫ですか？」


前公爵「ごほっ！だっ、、大丈夫だ、、」


公爵「ごふっ！私も、、大丈夫、、だ」


離れた所で待機していたカイザーと魔法師達が走って来ながら風魔法で爆風の名残を魔の大森の方向に飛ばした。


王女「けほっ！怪我した方は、、」

(防壁が高いから大丈夫って思ってたけど、、本当に魔法の威力ヤバすぎ！！土煙も凄すぎだし、、ってか防壁と冒険者の人達は大丈夫なのかな？)


レオニス「そうだな、、怪我した者は？」


カイザー「確認中です！冒険者達は爆風に飛ばされましたが起き上がって門の所へ向かっています」


公爵「ごほっ！うっ動けるのなら大丈夫だろう」


前公爵「ごほっごほっ、、そうだな、、スライムはどうなった？」


カイザー「公爵家の魔法師達が無事だったスライムの討伐を終えました」


公爵「そうか、、結界師達を側に待機させておくべきだったな」


前公爵「今日は視察だけの予定だったのだ、、仕方あるまい」


レオニス「申し訳ありません！我々は経験がありましたのに、、」


前公爵「いやいや、、スライム群はやっかいな魔物なのだ！防壁に酸を吐かれなくて助かった」


公爵「そうですね、、防壁は大丈夫か？」


領騎士「はい！爆風で黒くなった所がありますが削れてはいません」


公爵「わかった、、後で確認しに行ってくれ！」


領騎士「はい！あの、、」


公爵「なんだ？」


領騎士「冒険者達が倒そうとしていたレッドボアも爆風に飛ばされて瀕死の状態で、、」


公爵「それは、、どうする？レオニス殿？」


レオニス「そうですね、、冒険者達が動けるのでしたら冒険者達に」


公爵「わかった！冒険者達に伝えて何人かは万が一の時に援護してやれ！」


領騎士「わかりました」


領騎士は防壁門まで急ぎ、門の所に到着して休んでいた冒険者達にレッドボアのことを話した。


冒険者達は仲間と話し合いをし、体格の良い男性が仲間の男性を肩に担いで領騎士の案内でレッドボアの所に向かった。