上 下
104 / 126

終わらない

しおりを挟む
公爵「何をしている?」


嫡男「ジャイド!?」


レオニス「エメリー!?お茶会は?」


(あっ!レオニス叔父様の声!)

王女「お茶会は終わりまして、時間に余裕がありましたから、、騎士達にホーンラビットとか解体しないのかなと思いまして、、、」


レオニス「そうか、、では、、フードは?」


レオニスは最後の問いかけはミューレとレニーナに向けた。


ミューレ「はい!エメリー様!予備のローブを」


(予備のローブ?そんなの収納してた?あっ!入ってた!)

エメリアーナはアイテムボックスから予備のローブを出した。

ローブをレニーナが受け取り、エメリアーナの正面に立ち、視界を阻み、フードから先に被せ、ミューレがようやく手を離した。


(う~ん、、しっかり被せられたから周りの大人達の腰から下しか見えん!)


レオニス「お前達は何故この場に?」


王国騎士「はい!エメリアーナ王女殿下からホーンラビットなどを貰えないかと考え、こちらの公爵領の騎士の方にエメリアーナ王女殿下の護衛騎士か専属メイドの方に聞いて貰えないかと案内を頼みました」


(あっ!同じことを考えてたんだ!でも、、なんか声がビビってるような?)


レオニス「そうか、、わかった!」


公爵「取り敢えず、、ジャイドを砦まで送ってくれ!ジャイド!夜に行くから待ってろ!」


ロマトス公爵が王国騎士達を案内していた領騎士に命じ、息子であるジャイドに後程、説教の予告をした。


領騎士「はい!わかりました」


ジャイド「はい!待っています」


(うわぁ~!怖っ!声が怖っ!自分に言われたわけじゃないのに、、なんか、、怖いんだけど、、)


公爵「では、、この事は後で、、話し合うで良いかな?」


レオニス「はい!では行きましょうか?」


公爵「そうだな!」


レオニス「エメリー!行こう」


レオニスがエメリアーナの肩に触れ、宿泊所の方向へ促した。


王女「はい!」


その後、宿泊所の方へ行き、アイテムボックスからホーンラビットとスネークを希望された数を出して公爵家のメイドさんに案内されて客間にさっさと戻った。


宿泊所の方にいた王国騎士達はエメリアーナがローブを着て、フードを被った姿に驚いたが、一緒に来た公爵家の当主と嫡男、レオニス、領団長の雰囲気と同僚の騎士2人の表情とエメリアーナの護衛騎士と専属メイド、公爵家のメイドの表情から何かあったんだと勘じた。


その後、解体しながら同僚の騎士達から聞いた出来事に驚いたが、取り敢えずは時間もないし、どうすることも出来ないのでさっさとホーンラビットとスネークの解体をした。


 


しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【二部開始】所詮脇役の悪役令嬢は華麗に舞台から去るとしましょう

蓮実 アラタ
恋愛
アルメニア国王子の婚約者だった私は学園の創立記念パーティで突然王子から婚約破棄を告げられる。 王子の隣には銀髪の綺麗な女の子、周りには取り巻き。かのイベント、断罪シーン。 味方はおらず圧倒的不利、絶体絶命。 しかしそんな場面でも私は余裕の笑みで返す。 「承知しました殿下。その話、謹んでお受け致しますわ!」 あくまで笑みを崩さずにそのまま華麗に断罪の舞台から去る私に、唖然とする王子たち。 ここは前世で私がハマっていた乙女ゲームの世界。その中で私は悪役令嬢。 だからなんだ!?婚約破棄?追放?喜んでお受け致しますとも!! 私は王妃なんていう狭苦しいだけの脇役、真っ平御免です! さっさとこんなやられ役の舞台退場して自分だけの快適な生活を送るんだ! って張り切って追放されたのに何故か前世の私の推しキャラがお供に着いてきて……!? ※本作は小説家になろうにも掲載しています 二部更新開始しました。不定期更新です

魔性の悪役令嬢らしいですが、男性が苦手なのでご期待にそえません!

蒼乃ロゼ
恋愛
「リュミネーヴァ様は、いろんな殿方とご経験のある、魔性の女でいらっしゃいますから!」 「「……は?」」 どうやら原作では魔性の女だったらしい、リュミネーヴァ。 しかし彼女の中身は、前世でストーカーに命を絶たれ、乙女ゲーム『光が世界を満たすまで』通称ヒカミタの世界に転生してきた人物。 前世での最期の記憶から、男性が苦手。 初めは男性を目にするだけでも体が震えるありさま。 リュミネーヴァが具体的にどんな悪行をするのか分からず、ただ自分として、在るがままを生きてきた。 当然、物語が原作どおりにいくはずもなく。 おまけに実は、本編前にあたる時期からフラグを折っていて……? 攻略キャラを全力回避していたら、魔性違いで謎のキャラから溺愛モードが始まるお話。 ファンタジー要素も多めです。 ※なろう様にも掲載中 ※短編【転生先は『乙女ゲーでしょ』~】の元ネタです。どちらを先に読んでもお話は分かりますので、ご安心ください。

生まれ変わりも楽じゃない ~生まれ変わっても私はわたし~

こひな
恋愛
市川みのり 31歳。 成り行きで、なぜかバリバリのキャリアウーマンをやっていた私。 彼氏なし・趣味は食べることと読書という仕事以外は引きこもり気味な私が、とばっちりで異世界転生。 貴族令嬢となり、四苦八苦しつつ異世界を生き抜くお話です。 ※いつも読んで頂きありがとうございます。誤字脱字のご指摘ありがとうございます。

深窓の悪役令嬢~死にたくないので仮病を使って逃げ切ります~

白金ひよこ
恋愛
 熱で魘された私が夢で見たのは前世の記憶。そこで思い出した。私がトワール侯爵家の令嬢として生まれる前は平凡なOLだったことを。そして気づいた。この世界が乙女ゲームの世界で、私がそのゲームの悪役令嬢であることを!  しかもシンディ・トワールはどのルートであっても死ぬ運命! そんなのあんまりだ! もうこうなったらこのまま病弱になって学校も行けないような深窓の令嬢になるしかない!  物語の全てを放棄し逃げ切ることだけに全力を注いだ、悪役令嬢の全力逃走ストーリー! え? シナリオ? そんなの知ったこっちゃありませんけど?

どうして私が我慢しなきゃいけないの?!~悪役令嬢のとりまきの母でした~

涼暮 月
恋愛
目を覚ますと別人になっていたわたし。なんだか冴えない異国の女の子ね。あれ、これってもしかして異世界転生?と思ったら、乙女ゲームの悪役令嬢のとりまきのうちの一人の母…かもしれないです。とりあえず婚約者が最悪なので、婚約回避のために頑張ります!

受験生でしたが転生したので異世界で念願の教師やります -B級教師はS級生徒に囲まれて努力の成果を見せつける-

haruhi8128
ファンタジー
受験を間近に控えた高3の正月。 過労により死んでしまった。 ところがある神様の手伝いがてら異世界に転生することに!? とある商人のもとに生まれ変わったライヤは受験生時代に培った勉強法と、粘り強さを武器に王国でも屈指の人物へと成長する。 前世からの夢であった教師となるという夢を叶えたライヤだったが、周りは貴族出身のエリートばかりで平民であるライヤは煙たがられる。 そんな中、学生時代に築いた唯一のつながり、王国第一王女アンに振り回される日々を送る。 貴族出身のエリートしかいないS級の教師に命じられ、その中に第3王女もいたのだが生徒には舐められるばかり。 平民で、特別な才能もないライヤに彼らの教師が務まるのか……!? 努力型主人公を書いて見たくて挑戦してみました! 前作の「戦力より戦略。」よりは文章も見やすく、内容も統一できているのかなと感じます。 是非今後の励みにしたいのでお気に入り登録や感想もお願いします! 話ごとのちょっとしたものでも構いませんので!

異世界母さん〜母は最強(つよし)!肝っ玉母さんの異世界で世直し無双する〜

トンコツマンビックボディ
ファンタジー
馬場香澄49歳 専業主婦 ある日、香澄は買い物をしようと町まで出向いたんだが 突然現れた暴走トラック(高齢者ドライバー)から子供を助けようとして 子供の身代わりに車にはねられてしまう

悪役令嬢だと気づいたので、破滅エンドの回避に入りたいと思います!

飛鳥井 真理
恋愛
入園式初日に、この世界が乙女ゲームであることに気づいてしまったカーティス公爵家のヴィヴィアン。ヒロインが成り上がる為の踏み台にされる悪役令嬢ポジなんて冗談ではありません。早速、回避させていただきます! ※ストックが無くなりましたので、不定期更新になります。 ※連載中も随時、加筆・修正をしていきますが、よろしくお願い致します。 ※ カクヨム様にも、ほぼ同時掲載しております。

処理中です...