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忘れていたこと

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王宮に帰って来て、馬車から降りると兄で美少年でもある王子達が出迎えてくれた。


兄王子達「「エメリー!お帰り」」


王女「お兄様!ただいま戻りました!」


第1王子「どうだったの?」


第2王子「怪我はなさそうだね!」


王女「はい!大変でしたが大丈夫でしたよ」


第1王子「大変だったの?どんなふうに?」


第2王子「魔物がいっぱい出て来たの?」


王女「まぁ、、出て来た魔物も、、いましたけど」

(ん?なんだろう?私よりもスタンピートに興味津々じゃない?あれっ?そう、、いえば、、、あっ!!出発前に2人も行きたがってた!!すっかり忘れてた!あれだ!あの匂いで記憶の欠如が起きたんだ!それしかないね!なら仕方ない!)


第1王子「訊いてる?エミリー!」


第2王子「そうだよ!どうだったの?」


王女「私は支持された通りに魔法を使っていただけですので、、ダンレス総団長に訊いて下さい!」


ダンレス「ちょっ!エメリアーナ王女殿下!?」


王女「時間がないですもの!陛下への挨拶にはお風呂と着替えてからですから、、レオニス叔父様!抱っこして部屋までお願いします!」


レオニス「そうだね!では、、私はエメリーを部屋まで送ってから、、私も着替えますので、、」


エメリアーナはレオニスに抱っこされて、その場を逃げることにした。


運ばれている時に後方を見ると、王子2人に詰め寄られているダンレス総団長の姿が見えた。


王女「レオニス叔父様?お兄様達は結局、許可がおりなかったのですね!」


レオニス「そうだよ!ライラット王子殿下は学園もあるし、エリオルトも戦力的に騎士にも魔法師にもまだ劣るからね」


王女「なるほど、、それなら仕方ありませんね」

(そうだね!あの場にいても役には、、観賞用だね!美少年だし!でもって、私より存在価値は王子だから高いでしょ!でも私みたいな毒や呪いが無効体質でもないから毒見役や護衛なども気をつけなきゃいけないから、、、うん!面倒かも!私が親なら許可しないね!)


レオニス「エミリーは援護しないのかい?」


王女「私と違ってお兄様達は魔力量無限ではありませんし、宿屋の食事なども毒見役が必要だったりしますでしょう?」


レオニス「はっはっは!そうだね!」


王女「お兄様達には言わないで下さいね!」


レオニス「あぁ、言わないよ!」


王女「レオニス叔父様!本当に駄目ですからね!」


レオニス「あぁ、本当に言わないよ!」


王女「ダンレス総団長に押し付けましたけど、お兄様達にまだ掴まっているのでしょうか?」


レオニス「どうだろうね~!まぁ大丈夫だよ!オスカーもいるからね!」


王女「そうですね!ふふふっ」


レオニス「はっはっは」


エメリアーナとレオニスは不敵な笑みで笑い合いながら王宮内を進んで行った。


(美少年な兄達には悪いけど、今は交渉して魔物図鑑を手に入れる為には、、構ってあげてる余裕はないんだよね~!魔物図鑑くれるなら、、考え、、いや面倒だし、、止めとこ!さぁ~て!交渉、交渉!)










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