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被害者達

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エメリアーナはヴェノム・サーペントが大穴から出て来たの視て、叫びながら火魔法をぶっ放したのだが、、、それよりも少し速くヴェノム・サーペントはダンジョンの大穴から頭部だけ出た瞬間に口から毒を噴射していた。


ダンジョン近くにいた結界師達も内部から逃げて来た騎士の報告を受け、即座に結界を張り、警戒したのだが、、、


エメリアーナの近くで結界を張った結界師達の結界はエメリアーナの上級攻撃魔法の威力であっさりと壊されたが、、、


エメリアーナの火魔法は結界を壊した後、ヴェノム・サーペントに当たり、その後も連続で放たれた火魔法でヴェノム・サーペントはドロップ品と魔石になったのだが、、、


「「「「「うぅぅっ、、、」」」」」


王女「きゃぁぁぁーーーー!!」


エメリアーナは自分の周囲を見回すと薄い紫色の液体を浴びて苦しんでいる周囲に驚き、叫んでいた。


少し離れた所で他の結界師達が張った結界で無事だった騎士達が後方に向かって叫ぶ!


騎士「水を!!樽ごと運んで来い!!!」


魔法師「解毒ポーションも!!いや、、全てのポーションを!!」


エメリアーナは毒も呪い無効体質の加護を授かっていたので無事なのだが、、、

(いやぁぁぁー!!助けなきゃ!!あの大蛇の唾?体液?どっちでも汚ないからどうでも良いけど、、、んん?あれっ?私の周囲が皆浴びてるなら、、、私もじゃん!!うげぇっ、、顔洗いたい!いや、お風呂が良い!けど、、先に助けなきゃ!!)


被害に遭わずに済んだ騎士が運ばれて来た水を苦しんでいるダンレス総団長やレオニス、オスカーなどにぶっかけて行く。


(まじ?毒唾?を浴びた後の対処が雑すぎなような気がするんだけど、、、)


騎士「エメリアーナ王女殿下もお顔などをこちらの水で、、、」


王女「ありがとう、、だけど、先に治癒魔法を」


騎士「駄目です!毒に浴びておられますので先に流さなくて毒を付着させたままで治癒魔法を使われましても効果が、、」


騎士のエメリアーナの左手を見ながら言うので、左手を見ると、、、


エメリアーナの左手には薄い紫色の液体が付着していた。


王女「きゃぁぁー!!」


用意された水でローブから出ている両手と顔を洗ってから、、ローブも脱ぎ、もう一度、水で両手を洗ってから、騎士に確認した。


王女「もう毒液はついてません?治癒魔法を使っても大丈夫かしら?」


騎士「、、はい、、落ちたみたいです、、治癒魔法をお願い致します」


王女「では、、1番、、症状が悪い人からにしましょう」


騎士「えっ?総団長や団長達からでは?」


王女「叔父様やダンレス総団長、オスカー団長は視るからにまだ大丈夫そうだから待って貰うわ」


騎士「ですが、、いや、、はい!わかりました、、
では、、結界師の者達から、、」


王女「そうね、、では、、」


騎士はエメリアーナに従うことにした。













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