62 / 126
万能ポーション
しおりを挟む
真夜中、ダンジョン内を見張っていた騎士は微かな鳴き声がダンジョンの奥から聞こえ、もう1人の騎士にも確認し、天幕の方へ、、、
騎士「魔物が出て来そうです!鳴き声が聞こえました!」
ダンレス「レオニス!」
レオニス「わかりました!」
ダンレス「警戒態勢!!」
「「「「「「「「はい!」」」」」」」」
レオニスはエメリアーナが休んでいる天幕へと走った。
天幕の入り口に交代して立っていた護衛騎士は入り口の天幕を巻き上げ、中に声をかけていた。
レオニスが天幕に入るとメイド達がエメリアーナを起きるように促していたが、、、
ミューレ「エメリー様!エメリー様!!」
王女「う、、ん、、うー、、、」
レオニス「私が起こそう!エメリー、、、
すまない、、」
レオニスはポケットからポーションを出し蓋を外し、エメリアーナの鼻に近づけた。
ポーションの匂いを嗅いだエメリアーナは、、、
王女「、、うぎゃっ!!」
(この、、この、、この匂いは、、、)
レオニス「エメリー!すまないが魔物が出て来そうだ!」
王女「えっ!!レオニス叔父様!?」
頭の覚醒が追いついていない状況の中、レオニスに抱っこされ、天幕を出て、ダンジョンの大穴に近くに運ばれる。
ダンレスや魔法師達、結界師達、騎士達がすでに警戒態勢を取っていた。
レオニスがエメリアーナを抱っこして到着すると、、、
騎士「鳴き声が近い所から聞こえます!」
ダンレス「わかった!避難しろ!!」
騎士達「「はい!」」
見張りの騎士達は返事と共に避難した。
レオニス「エメリー!ファイヤーボールを
大穴に!!」
王女「はい、、ファイヤーボール!!」
エメリアーナがぶっ放したファイヤーボールは、、ダンジョンの中に入って行き、、
シュボッボッボボーーーーーーーッ!!!
ギャウー!キャーン!ブウォォーーッ!!
ダンジョンから微かな鳴き声が聞こえ、黒煙が出て来た。
魔法師達が指示される前に風魔法で対処し
、避難していた騎士達が松明を手に持ち、中の様子を覗う。
騎士「まだ奥の方にいます!!」
騎士達と魔法師達が避難した。
レオニス「エメリー!もう1度だ」
王女「はい!ファイヤーボール!!」
2度目のファイヤーボールでダンジョン内から魔物の気配はなくなった。
松明を持っている者と麻袋を持っている騎士達がダンジョン内に入って行った。
レオニスはエメリアーナを寝ていた天幕のベッドへ運び、、、
レオニス「起こしてすまない、、しばらくは大丈夫だと思う、、おやすみ」
王女「はい、、おやすみなさい」
レオニスは天幕から出て行った。
(ヤバい、、眠いけど、、まだ、、あの匂いが、、消えなーい!!忘れもしない!あの匂いは解毒ポーションの匂い!!あの凝縮しまくったような酸っぱい匂い!!もう飲むことがないと思っていたのに、、、眠気覚まし、、起こす為に使われるなんて!
ヤバい!トラウマだよ!)
エメリアーナはメイドのミューレに紅茶を作って貰い、王女として、淑女としても許されない行為だが、、無意識に紅茶の香りをしばらく嗅いでしまった。
メイド達も護衛騎士達もそんな行為を黙認した。
エメリアーナが嗅がされたポーションの匂いを消そうとしていることが予想出来たからだった。
その後、紅茶の香りでようやく眠くなってきたエメリアーナは紅茶を少し飲んで、眠りについた。
騎士「魔物が出て来そうです!鳴き声が聞こえました!」
ダンレス「レオニス!」
レオニス「わかりました!」
ダンレス「警戒態勢!!」
「「「「「「「「はい!」」」」」」」」
レオニスはエメリアーナが休んでいる天幕へと走った。
天幕の入り口に交代して立っていた護衛騎士は入り口の天幕を巻き上げ、中に声をかけていた。
レオニスが天幕に入るとメイド達がエメリアーナを起きるように促していたが、、、
ミューレ「エメリー様!エメリー様!!」
王女「う、、ん、、うー、、、」
レオニス「私が起こそう!エメリー、、、
すまない、、」
レオニスはポケットからポーションを出し蓋を外し、エメリアーナの鼻に近づけた。
ポーションの匂いを嗅いだエメリアーナは、、、
王女「、、うぎゃっ!!」
(この、、この、、この匂いは、、、)
レオニス「エメリー!すまないが魔物が出て来そうだ!」
王女「えっ!!レオニス叔父様!?」
頭の覚醒が追いついていない状況の中、レオニスに抱っこされ、天幕を出て、ダンジョンの大穴に近くに運ばれる。
ダンレスや魔法師達、結界師達、騎士達がすでに警戒態勢を取っていた。
レオニスがエメリアーナを抱っこして到着すると、、、
騎士「鳴き声が近い所から聞こえます!」
ダンレス「わかった!避難しろ!!」
騎士達「「はい!」」
見張りの騎士達は返事と共に避難した。
レオニス「エメリー!ファイヤーボールを
大穴に!!」
王女「はい、、ファイヤーボール!!」
エメリアーナがぶっ放したファイヤーボールは、、ダンジョンの中に入って行き、、
シュボッボッボボーーーーーーーッ!!!
ギャウー!キャーン!ブウォォーーッ!!
ダンジョンから微かな鳴き声が聞こえ、黒煙が出て来た。
魔法師達が指示される前に風魔法で対処し
、避難していた騎士達が松明を手に持ち、中の様子を覗う。
騎士「まだ奥の方にいます!!」
騎士達と魔法師達が避難した。
レオニス「エメリー!もう1度だ」
王女「はい!ファイヤーボール!!」
2度目のファイヤーボールでダンジョン内から魔物の気配はなくなった。
松明を持っている者と麻袋を持っている騎士達がダンジョン内に入って行った。
レオニスはエメリアーナを寝ていた天幕のベッドへ運び、、、
レオニス「起こしてすまない、、しばらくは大丈夫だと思う、、おやすみ」
王女「はい、、おやすみなさい」
レオニスは天幕から出て行った。
(ヤバい、、眠いけど、、まだ、、あの匂いが、、消えなーい!!忘れもしない!あの匂いは解毒ポーションの匂い!!あの凝縮しまくったような酸っぱい匂い!!もう飲むことがないと思っていたのに、、、眠気覚まし、、起こす為に使われるなんて!
ヤバい!トラウマだよ!)
エメリアーナはメイドのミューレに紅茶を作って貰い、王女として、淑女としても許されない行為だが、、無意識に紅茶の香りをしばらく嗅いでしまった。
メイド達も護衛騎士達もそんな行為を黙認した。
エメリアーナが嗅がされたポーションの匂いを消そうとしていることが予想出来たからだった。
その後、紅茶の香りでようやく眠くなってきたエメリアーナは紅茶を少し飲んで、眠りについた。
1
お気に入りに追加
170
あなたにおすすめの小説

俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

転生幼女は幸せを得る。
泡沫 呉羽
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!?
今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−

世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
鬼神転生記~勇者として異世界転移したのに、呆気なく死にました。~
月見酒
ファンタジー
高校に入ってから距離を置いていた幼馴染4人と3年ぶりに下校することになった主人公、朝霧和也たち5人は、突然異世界へと転移してしまった。
目が覚め、目の前に立つ王女が泣きながら頼み込んできた。
「どうか、この世界を救ってください、勇者様!」
突然のことに混乱するなか、正義感の強い和也の幼馴染4人は勇者として魔王を倒すことに。
和也も言い返せないまま、勇者として頑張ることに。
訓練でゴブリン討伐していた勇者たちだったがアクシデントが起き幼馴染をかばった和也は命を落としてしまう。
「俺の人生も……これで終わり……か。せめて……エルフとダークエルフに会ってみたかったな……」
だが気がつけば、和也は転生していた。元いた世界で大人気だったゲームのアバターの姿で!?
================================================
一巻発売中です。

家族はチート級、私は加護持ち末っ子です!
咲良
ファンタジー
前世の記憶を持っているこの国のお姫様、アクアマリン。
家族はチート級に強いのに…
私は魔力ゼロ!?
今年で五歳。能力鑑定の日が来た。期待もせずに鑑定用の水晶に触れて見ると、神の愛し子+神の加護!?
優しい優しい家族は褒めてくれて… 国民も喜んでくれて… なんだかんだで楽しい生活を過ごしてます!
もふもふなお友達と溺愛チート家族の日常?物語
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

生活魔法は万能です
浜柔
ファンタジー
生活魔法は万能だ。何でもできる。だけど何にもできない。
それは何も特別なものではないから。人が歩いたり走ったりしても誰も不思議に思わないだろう。そんな魔法。
――そしてそんな魔法が人より少し上手く使えるだけのぼくは今日、旅に出る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる