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予想外

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森の奥から出て来たのは、、、



騎士「団長!オークの集団です!!」


レオニス「全員!!雌オークは狩るなよ」


サイエン「上位オークはおらんのか?」


騎士「上位オークもいます!」


レオニス「レニーナ達!エメリーを頼む!
兄上もお願いします!」


エメリアーナはレオニス、サイエン、騎士達に魔法師達の狩り?へのやる気満々の雰囲気に理解が出来なかった。


後方に顔を向けると護衛騎士達が走って来るのが見え、その後を叔父のドラニスと領騎士2名が走って来ていた。


(えっ?えっ!?どういうこと?)


森と後ろの前後を世話しなく見ていたら森の方のオークの集団がエメリアーナでも目視出来た。


倒したトレントのせいで見えなかったのだが、、、


(あっ!豚顔だ!しかも二足歩行!そんでもってゴブリンと同じで全裸だし、、体格差はあるけど、、、どれも豚顔だし、、、
どうやって雌と雄の区別を、、、あぁー、
下半身ねー、、納得、、ってかぶら下がってる2つの玉、、デカくない?)


エメリアーナがオークへの評価?感想を考えているとレニーナ達、護衛騎士達が到着した。


レオニス「では、頼むぞ!」


レニーナ「はい!お任せ下さい」


レオニスもオークの集団を狩りに向かって
森へ走って行った。


エメリアーナはオークへの対応に理解出来ず、嬉々としてオークを倒している遠征軍
の騎士達や魔法師達に何時の間にかサイエンまで参加していたことに驚き、とりあえず静観していたが、、、


見学していた冒険者集団達からの羨望の声まで聞こえ、エメリアーナは横にいる叔父であるドラニスに訊いてみることにした。


王女「ドラニス叔父様?オークは珍しいの
ですか?」


ドラニス「ん?あぁー、、昔はゴブリン並に繁殖力があったのだが魔石以外に素材となる肉があるから乱獲されてしまい、今では通常のオーク肉でも高値なんだよ!」


王女「あれを食べますの?」


ドラニス「美味しいぞ!上位オークだと別格なんだよ!」


王女「そうなんですね」


(うげぇー、、前世の豚さんの方が可愛いと思うけど、、道理で冒険者集団達も騒がしいんだねー!ってか皆、、嬉々として狩ってるよね?討伐じゃない感じに見えるし
、どんだけ~、、あっ!そろそろ終わりそう、、何匹じゃないね、、何体いるか判んないけど、あれも私のアイテムボックスに収納だよねー!)


さほど待つことなくオーク狩りは終わったが案の定、レオニスに呼ばれ、荷台を3台出してアイテムボックスに収納することになった。


オークの集団の出現でお昼の時間になり、
とりあえず昼食を取り、昼食後に再度、安全確認をしてからのトレント回収作業になった。


昼食中にサイエンがオーク肉より高値で売れるオークの睾丸の話をした時には食欲がなくなったが、食欲がなくなったのはエメリアーナだけだった。


(食事中に止めてよ!ってか何で皆は気にせず食べれるの?)


同じ女性である祖母に叔母、メイド達に護衛騎士達まで気にせず、食事をしている様子にエメリアーナは理解出来なかった。
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