次は幸せな結婚が出来るかな?

キルア犬

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アース侯爵領

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ようやくアース侯爵領の領都に到着した、
エメリアーナ遠征軍は領都の正門を通過し
、侯爵家に向かった。



アース侯爵家の門を通過し、屋敷の玄関前にエメリアーナが乗っている馬車が停まり
、乗っていた面々が降りた。


玄関前にはエメリアーナの祖父母である、
アース侯爵夫妻に嫡男の叔父夫妻が出迎えてくれた。


アース侯爵「待っていたよ!エメリー」


アース夫人「疲れたでしょう?」


叔父「会いたかったよ!エメリー」


叔母「あぁ~、可愛いわぁ~」


祖父母と叔父夫婦はエメリアーナを歓迎した。


王女「お祖父様、お祖母様、叔父様、叔母様、お久しぶりです。私もお会い出来て嬉しいです!」


アース侯爵夫妻達がエメリアーナに歓迎の挨拶をした後に侯爵領の屋敷の執事が、、


執事「エメリアーナ様、初めまして、執事
のサバイと申します。レオニス様、お久しぶりで御座います。御無事の御到着、使用人一同、安堵致しております。御同行の皆様、宜しくお願い致します」


白髪に灰色の瞳の老年の執事がこの場を取り仕切った。


屋敷の中に入る者達と領騎士舎に泊まる者達には使用人に案内を指示し、侯爵家の者達、エメリアーナの祖父母達をさっさと屋敷の中へ誘導した。


(凄っ!!有無を言わさないなんて!この執事さんはやり手だなぁ~)


まずはお風呂にと言われ、客間に案内された後にお風呂に入ることになり、屋敷の廊下を歩いていると、、、


執事「レオニス様、お部屋に目を通して頂きたい物を置いておりますので滞在中にお願い致します」


レオニス「あぁ、、わかった」


王女「レオニス叔父様、御実家に帰られてもお仕事ですのね、、大変ですね」


レオニス「ん?いや、、大丈夫だよ!」



レオニスはエメリアーナと別れ、実家の自室に入った。部屋の中のテーブルの上にそれなりの高さの紙が積まれていた。


レオニス「1週間の滞在はやっぱり辞めておけば良かった、、、はぁぁー」


テーブルに置かれていた紙束はすべて結婚相手にどうか?の釣書だった。


内容は34名分、半分近くが王宮に勤めている貴族令嬢達、その内の6名は、、、


翌日は移動続きだった為に休息日にしていた為、休息日の昼過ぎに目を通していたレオニスだったが、、、


見知った名前を見た時に、ざっと全ての釣書の令嬢達を調べた。


釣書は上から爵位が高い順に重ねてあり、
レオニスは予想通りの結果に、、、


レオニス「はぁぁー、、そうきたか、、」


お試し遠征から今回の遠征、今後も可能性がある遠征時にエメリアーナの為に選ばれた同行しているレニーナ達護衛騎士とミューレ達メイドの計6名の釣書が入っていた



一方、実家であるヘザレス公爵家でエメリアーナ達を見送り、開拓地の残りの木などを伐採し、ある程度、整地した王国騎士団
団長ダンレスも公爵家でその後に3泊した
時に同じ目に合い、エメリアーナやレオニス遠征軍がアース侯爵家に到着予定日には
王宮に戻っていたが、、、



王国騎士団団長執務室で、、


ダンレス「レオニスも釣書を見ているだろうなぁー、、アース侯爵家に1週間の滞在期間にどうするか、、ふっはっはっはぁー
!!俺と同じように逃げてくるかな?」


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