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盗賊?

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アース侯爵領に向かっている途中で馬車の窓から騎乗した騎士が、、、


騎士「団長!前方で商人が盗賊に襲われているみたいです」


レオニス「3名でまず行け!魔法師の馬車にも急がせろ!」


騎士「了解です!では、、」



王女「レオニス叔父様?大丈夫でしょうか?」



レオニス「間に合えばいいが、、、」



3名の騎士が馬を急かし、現場に向かうと
、、、



盗賊に襲われていた商人を護衛中の冒険者達が頑張って守っていた、、そこへ、王国騎士らしき格好の3人が騎乗で向かって来るのに気付いた盗賊達は諦めて逃げた。



3名の騎士達が現場に到着する、、、



騎士「大丈夫か?」



冒険者「はっ、はい!盗賊達は騎士様達を見たら逃げました」



商人「騎士様、ありがとうございます」



騎士「いや、、怪我した者など、、は、、
馬が怪我をしているな!」


商人「はい、、」


現場にようやく到着した遠征軍だったが、レオニスだけ馬車から降りた。


馬車から降り、騎士から報告を受けたレオニスは、、、


レオニス「どうだ?馬は大丈夫か?」


商人「この度は本当にありがとうございます、、馬ですが、、飲むのを嫌がりまして
、、、傷は塞がりましたが、、」



この世界のポーションは飲む方が効果が高く、傷口に垂らしても傷は塞がるが、、塞がるだけの血止めだった。


レオニス「前に飲んだことがあるみたいだな?」


商人「はい、、以前、怪我した時に、、」


レオニス「怪我している馬は大人しいか?
知らない者が近づくと暴れるか?」


商人「いっ、いえ、、大人しい馬です」


レオニス「そうか、、、少し待て!」


レオニスは馬車の所まで戻り、馬車の扉を
開けた。


レオニス「エメリー!ローブを着てフードを被っておいで!」


王女「えっ?わかりました」

(えっ!?何?降りて良いの?ってか今回からローブを着て顔を隠さないといけないのがマジ面倒、、)


エメリアーナは言われた通りにローブを着てフードを被り、レオニスに抱っこされて
怪我している馬の所に運ばれた。


レオニス「エメリー、、馬に回復治癒魔法を使って欲しいんだが、、、」


王女「怪我してますのね、、可哀想に」


怪我した馬は傷は塞がっていたが流れた血が残っていた。


(馬、、ってか動物でも自己流回復治癒魔法は効くのかな?とりあえずやってみよう)


レオニスに下ろして貰い、一緒に馬に近づいて、、、


王女「馬さん、、元気になってね!」


エメリアーナは馬に話し掛けてから目を瞑り、集中して回復魔法をかけた。


淡い光が馬の全体を覆い、光はゆっくりと
消えていった。


馬「ヒィヒィーーーン!!」


レオニス「さすがだ、、エメリー!」


王女「良かった~!」


馬を無事に回復と内部損傷を治癒することが出来たエメリアーナはさっさと馬車に戻された。



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