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ヘザレス公爵領

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予定通り王宮から出発して3日目の夕方前にヘザレス公爵領の領都に到着した。


ヘザレス公爵家は騎士団総団長ダンレスの自家でもあった。


公爵家の屋敷に到着し、公爵夫妻とダンレスの弟マーカス(領騎士団長)に出迎えられ挨拶した後に屋敷の中に入った。


お風呂を借り、晩餐を食べている時に、、


ヘザレス夫人「明日は私達も離れた所で見学させて頂きますわ!楽しみですのよ」



王女「私も魔法を使う機会が遠征の時ですので楽しみなんです!」



ヘザレス公爵「王女の魔法は初級魔法でも
上級魔法の威力だそうですね!」



王女「はい、、ですので王宮では訓練出来なくなりました」


(ここで悲しい表情!表情!!同情して貰わないとね!味方を増やして遠征の機会を増やさないと!!)



ヘザレス夫人「まぁっ、、私も魔法の訓練を始めた時は楽しかったですので、、訓練が出来ないなんて、、、」



サイモン「夫人、、王女に魔法を試して頂いた時は的を破壊し、魔法師団訓練場の結界に当たり、結界が壊れたのです!」



レオニス「はははっ、、あの時は驚いたし焦りました!」



王女「あの時はレオニス叔父様が庇ってくれましたから無事でしたが、、」



ダンレス「騎士団の騎舎の所まで音が響いたし、王宮の中にも響いたらしいからな」



ヘザレス公爵夫妻とマーカスは、、、

「「「・・・・・・・」」」


ヘザレス夫人「たっ大変でしたのね、、」



ヘザレス公爵「報告は受けていたが、、」



マーカス「父上達、、明日は辞めておきますか?」



ヘザレス夫人「いえ、行きますわよ!」



ヘザレス公爵「そうだな!楽しみだ!」



(人が魔法を使っている所を見学して楽しいの?使う私は楽しいけど、、)



エメリアーナは晩餐を楽しく終え、客間に行き、寝間着に着替えて珍薬草図鑑を読みながら眠りについた。



翌朝、朝食を食べ、部屋に戻り、動きやすい格好に着替えて、髪を三つ編みにして貰い、白のローブを羽織り、フードは被らずに公爵家の玄関ホールに移動したのだが、
、、



王女「お待たせしました、、、ヘザレス夫人、、その服装は、、乗馬服ですか?」



ヘザレス夫人「えぇ、そうです!!乗馬が
好きですの!久々に愛馬で外を走れる機会ですので嬉しいですわ」



王女「そうですか」

(あはははっ、、元気だなぁ~、、私もそのうちに乗馬の練習させて貰おう!ってかヘザレス公爵も乗馬して移動?夫人が乗馬するなら、、、乗馬だよね?セルビド公爵夫人は控えめなドレスだったけど、、公爵家でも違うのね!)


全員が玄関ホールに揃ったので公爵家の執事と使用人達に見送られ玄関の外に出て、馬車に乗り込み、出発の準備が済みダンレス率いる王国軍、マーカス率いる領騎士、ヘザレス公爵夫妻、遠征軍の順で出発した









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