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キリアンナ第1王女

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第1王女キリアンナの部屋には母親である第3王妃ヒザレスタが来ていた。



第1王女「えっ?お母様、、なぜです?」



第3王妃「何故ではありません!調べさせましたら貴方の婚約申し込みはすべて撤回されたのです!」



第1王女「何故ですか?私はこの国の第1王女ですよ!それにお母様が勉強も訓練などは程々で良いと、、、それなのに急にしなさいなんて、、、」



第3王妃「仕方ないでしょう!あの女の娘が貴方より優秀だと評価されてるのですから!!あのまま亡くなれば、、」



第1王女「お母様?まさか、、」


第3王妃「なんです?」



第1王女「いっいえ、、」



第3王妃「いいですか!今日から勉強も訓練もマナーもしっかり身につけなさい!」



第3王妃はそれだけ言って、部屋から出て行った。


第3王妃がメイド達も下がらせていたので
部屋に1人になった第1王女キリアンナは
部屋の窓から外を見ながら、、、


〈どうして?私は本当にお父様の子なのかしら?私だけ瞳が違うし、、、お母様が第1王妃様、第2王妃様と仲良くされないからお兄様達とも遊んだこともない、、会いに来ても来れない、、、いまさら、、勉強や訓練してどうにかなるの?私はお母様にとってどういう存在?第2王妃様やエメリアーナに毒を盛らせたのはお母様なの?〉



第1王女キリアンナは母親の態度が急変したことで考えないように、、思わないように、、気にしないようにしていたことを考え始めてしまった。



母親である第3王妃に甘やかされ、母親の言葉を信じて生きてきた王女にとっては、
、、これからどうすればいいのかわからなくなってしまった。





自室に戻った第3王妃ヒザレスタの機嫌は悪いままだった。


〈本当にあれもこれもあの女せいよ!どの国も私の娘よりあの女の娘が良いなんて!
私は王女だったのよ!小国だろうが王女は王女!!なのに、、、なぜ私が第3王妃なのよ!!大国の1つだろうが侯爵令嬢がなぜ第2王妃なのよ!!許せるものですか!
娘と一緒に死ねば良かったのに、、、〉



ヒザレスタは大国3国が3人の王妃を持つ理由も第2王妃が望まれての結婚だと知らなかった。


王女として産まれても最低限の勉強しかしなかったのだから、、、





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