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にじゅうさん
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抱き締められた感触を思い出すだけで。
ふわぁっと熱い気持ちがこみ上げる。
真面目そうな草食系メガネ男子が。
ふいに見せる男らしさにドキドキさせられてしまう。
やっぱりギャップの力はすごい。
「まぁだいたい付き合うってなったらその日にそういう流れになるよね。」
「確かに一番盛り上がってるわけだし。」
「あたしの場合はしたいから付き合うってのもあるから。まずは相性も試したいし。」
「あ~相性大事だよねぇ~。」
だ、ダメだ。
この二人すごすぎる。
キスしてもらったり少し強く抱き締めてもらったりしているだけで舞い上がってしまうような。
そんな未熟な私にはついていけない。
女子だけの深夜の宅飲みは赤裸々過ぎる。
止められるような理性や異性が存在しないから。
「っで。彩音はなんで急にだいたい付き合ったらどれぐらいでするもんなの?なんて聞いてきたわけ?」
「彼氏できたの?」
「え。いや。そういうわけじゃないんだけどね!」
「いや。いるでしょ。」
「い、いないいない!」
「庄司さんとは?」
「え!?」
「庄司さん彩音のこと好きだよね~。」
「庄司さんって?」
「営業のエースですっごい爽やかなモテ男!」
「彩音すごいじゃん!」
「だから違うって。」
「今一番迫られたい男だわ。」
「も~智子~。」
「それなりに経験もありそうだしさ~。」
「経験だいじだよね~。」
「経験…。」
里中君はどんな経験を積んでいるんだろう。
あの手で何人の女の人を…。
ダメ。考えたくない。
「彩音のセカンドバージンもすんなり受け入れてくれそうじゃない?」
「え!?彩音そうなの?」
「だって五年彼氏なしで。彩音の性格からしたら。」
「うわ。あたし無理だわ。」
「あたしも~!」
いつもはこんな感じじゃないのに。
今日はなんでこんな会になってしまったのか。
「セカンドバージンってやっぱり引かれるかなぁ。」
「そりゃ~人によりけりだとは思うけど。」
「まぁばれなきゃ平気でしょ!」
「確かに!」
「私慣れてますよ~的な感じでいけばいいんじゃない?」
そもそもの経験も少ない上に慣れてますよ感なんて。
無理だぁ。
引かれたらどうしよう。
その前に付き合って三ヶ月。
間にはクリスマスというイベントもあったのに。
キス以上進んでいないのは。
やっぱり変なのかなぁ?
そんなに待てないって言われたのに。
あれっきりそういう雰囲気にもならない。
私魅力ないもんなぁ。
もしかしてもう飽きられてしまった?
ふわぁっと熱い気持ちがこみ上げる。
真面目そうな草食系メガネ男子が。
ふいに見せる男らしさにドキドキさせられてしまう。
やっぱりギャップの力はすごい。
「まぁだいたい付き合うってなったらその日にそういう流れになるよね。」
「確かに一番盛り上がってるわけだし。」
「あたしの場合はしたいから付き合うってのもあるから。まずは相性も試したいし。」
「あ~相性大事だよねぇ~。」
だ、ダメだ。
この二人すごすぎる。
キスしてもらったり少し強く抱き締めてもらったりしているだけで舞い上がってしまうような。
そんな未熟な私にはついていけない。
女子だけの深夜の宅飲みは赤裸々過ぎる。
止められるような理性や異性が存在しないから。
「っで。彩音はなんで急にだいたい付き合ったらどれぐらいでするもんなの?なんて聞いてきたわけ?」
「彼氏できたの?」
「え。いや。そういうわけじゃないんだけどね!」
「いや。いるでしょ。」
「い、いないいない!」
「庄司さんとは?」
「え!?」
「庄司さん彩音のこと好きだよね~。」
「庄司さんって?」
「営業のエースですっごい爽やかなモテ男!」
「彩音すごいじゃん!」
「だから違うって。」
「今一番迫られたい男だわ。」
「も~智子~。」
「それなりに経験もありそうだしさ~。」
「経験だいじだよね~。」
「経験…。」
里中君はどんな経験を積んでいるんだろう。
あの手で何人の女の人を…。
ダメ。考えたくない。
「彩音のセカンドバージンもすんなり受け入れてくれそうじゃない?」
「え!?彩音そうなの?」
「だって五年彼氏なしで。彩音の性格からしたら。」
「うわ。あたし無理だわ。」
「あたしも~!」
いつもはこんな感じじゃないのに。
今日はなんでこんな会になってしまったのか。
「セカンドバージンってやっぱり引かれるかなぁ。」
「そりゃ~人によりけりだとは思うけど。」
「まぁばれなきゃ平気でしょ!」
「確かに!」
「私慣れてますよ~的な感じでいけばいいんじゃない?」
そもそもの経験も少ない上に慣れてますよ感なんて。
無理だぁ。
引かれたらどうしよう。
その前に付き合って三ヶ月。
間にはクリスマスというイベントもあったのに。
キス以上進んでいないのは。
やっぱり変なのかなぁ?
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あれっきりそういう雰囲気にもならない。
私魅力ないもんなぁ。
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