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よん
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よし!
脱枯れ女!
って気合い入れてみたものの。
何をどうすれば抜け出せるのか。
「ね~彩音ちゃん。」
いつもはオープンな感じの橋本さんが珍しくひっそりと話しかけてきた。
「はい。」
「これからご飯どう?」
悩んでいたらすごいタイミングでお誘いがきてビックリ。
これってもしかして何かのご縁かもしれない!
枯れ女から抜け出せるかも?
「ここのところだけまとめちゃってからでもいいですか?」
「もちろん!じゃ~先いってお店探しとくよ!」
「ありがとうございます。」
いつもよりも張り切って仕事を済ませる。
そうだった。
恋って自然とパワーが湧いてくるものだった!
その人の為なら頑張れちゃったり。
その人のことを思って張り切っちゃったり。
忘れてた感覚が少し戻ってきたかも。
「お疲れ様でした!」
「お疲れ様~。」
あ。橋本さんからお店の詳細メール来てる。
なんかさすがな感じ。お洒落なお店だなぁ。
「張り切ってますね。」
「里中君!」
「橋本さんとのご飯。」
「な、なんで知ってるの?」
「まぁだいたい見てれば分かりますよ。」
「…。じゃ~お疲れ様。」
「俺も今度ご飯いいですか?」
「断る。」
なんなのよ。
せっかくこれから橋本さんとご飯だっていうのに。
あれからスルーだったのに急に話しかけてきて。
やだやだ忘れよう!
「彩音ちゃんこっち!」
「あ!遅くなってすみません。」
「全然!」
「お洒落なお店ですね!」
「結構こういう感じのお店好きなんだよね~。飲み物何にする?とりあえずいくつか適当に料理は頼んどいたけど。彩音ちゃんも好きなの頼んで!」
「ありがとうございます。」
スマートだなぁ。
予想通りというか予想以上の楽しい時間。
橋本さんとなら…。
「彩音ちゃんってさ前企画部にいたよね?」
「はい!」
「じゃ~上原さんとは知り合い?」
「はい!知ってますよ!」
「実はさ~ちょっと前からいいなぁって思ってて。良かったら紹介してくれない?」
「え?」
「こんな風にご飯とかでもいいし!」
一瞬時が止まったけど。
うん。なるほど。
そういうことですか。
分かりました。
どうりで。
ですよね。
「…。」
「そのご飯会俺も参加してもいいですか?」
「里中君!?」
「ビックリした~!なんで里中がこんな所に!?」
「たまたま後輩と。」
「初めまして。里中先輩の大学の後輩の美月です!」
「初めまして。加藤彩音です。」
「ども!橋本です!ってか里中やるな~!こんな可愛い後輩!」
「えへ。橋本さんそんなやめて下さい!」
可愛い。
分かる。
こういう子が男の人は好き。
上原さんも美月ちゃんも。そういう子。
結局今日のご飯会はなんだったんだろう。
橋本さんならと思った瞬間に上原さんを紹介してと言われ。
里中君は可愛い後輩連れで現れ。
女子力全開の美月ちゃんの可愛い女子トークで場が盛り上がる。
いずれにしても枯れ女に居場所はない。
脱枯れ女!
って気合い入れてみたものの。
何をどうすれば抜け出せるのか。
「ね~彩音ちゃん。」
いつもはオープンな感じの橋本さんが珍しくひっそりと話しかけてきた。
「はい。」
「これからご飯どう?」
悩んでいたらすごいタイミングでお誘いがきてビックリ。
これってもしかして何かのご縁かもしれない!
枯れ女から抜け出せるかも?
「ここのところだけまとめちゃってからでもいいですか?」
「もちろん!じゃ~先いってお店探しとくよ!」
「ありがとうございます。」
いつもよりも張り切って仕事を済ませる。
そうだった。
恋って自然とパワーが湧いてくるものだった!
その人の為なら頑張れちゃったり。
その人のことを思って張り切っちゃったり。
忘れてた感覚が少し戻ってきたかも。
「お疲れ様でした!」
「お疲れ様~。」
あ。橋本さんからお店の詳細メール来てる。
なんかさすがな感じ。お洒落なお店だなぁ。
「張り切ってますね。」
「里中君!」
「橋本さんとのご飯。」
「な、なんで知ってるの?」
「まぁだいたい見てれば分かりますよ。」
「…。じゃ~お疲れ様。」
「俺も今度ご飯いいですか?」
「断る。」
なんなのよ。
せっかくこれから橋本さんとご飯だっていうのに。
あれからスルーだったのに急に話しかけてきて。
やだやだ忘れよう!
「彩音ちゃんこっち!」
「あ!遅くなってすみません。」
「全然!」
「お洒落なお店ですね!」
「結構こういう感じのお店好きなんだよね~。飲み物何にする?とりあえずいくつか適当に料理は頼んどいたけど。彩音ちゃんも好きなの頼んで!」
「ありがとうございます。」
スマートだなぁ。
予想通りというか予想以上の楽しい時間。
橋本さんとなら…。
「彩音ちゃんってさ前企画部にいたよね?」
「はい!」
「じゃ~上原さんとは知り合い?」
「はい!知ってますよ!」
「実はさ~ちょっと前からいいなぁって思ってて。良かったら紹介してくれない?」
「え?」
「こんな風にご飯とかでもいいし!」
一瞬時が止まったけど。
うん。なるほど。
そういうことですか。
分かりました。
どうりで。
ですよね。
「…。」
「そのご飯会俺も参加してもいいですか?」
「里中君!?」
「ビックリした~!なんで里中がこんな所に!?」
「たまたま後輩と。」
「初めまして。里中先輩の大学の後輩の美月です!」
「初めまして。加藤彩音です。」
「ども!橋本です!ってか里中やるな~!こんな可愛い後輩!」
「えへ。橋本さんそんなやめて下さい!」
可愛い。
分かる。
こういう子が男の人は好き。
上原さんも美月ちゃんも。そういう子。
結局今日のご飯会はなんだったんだろう。
橋本さんならと思った瞬間に上原さんを紹介してと言われ。
里中君は可愛い後輩連れで現れ。
女子力全開の美月ちゃんの可愛い女子トークで場が盛り上がる。
いずれにしても枯れ女に居場所はない。
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