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準備
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果「みっちゃんおはよ~!」
み「おはょ!お!仲直りしたな!」
果「え!」
み「相変わらず分かりやすいよね!」
果「な、なにが?」
み「隠しても無駄!」
果「なんでばれちゃうかなぁ~。」
み「で!例の件はどう?」
果「あ~あれは当分なしで!」
み「え~!なんでよ~?」
果「やっぱりあたしにはまだまだ無理だなぁって。」
み「そんなことないって!」
「おい、お前ら~衣装届いたぞ~。」
「わ~い!」
文化祭で使うウェイターウエイトレスの衣装が到着。
「わ!可愛い!」
「思ってたよりもいいね!」
「女子は多目的ホールとってあるからそこで着替えてサイズチェックしてこい。男子はここで着替えろ。」
「はぁい。」
今日は1日文化祭準備。
授業はないし最高の1日!
果「みっちゃんどうかなぁ?なんかちょっとぴっちりしすぎ?」
み「果奈似合うよ!」
果「ホントに!?」
み「うん!」
果「みっちゃんはさすが着こなしてるなぁ!」
み「ま~ね!果奈もロリ顔だからそういうのが好きな人にはたまんないだろうね!いらっしゃいませご主人様~みたいな!」
果「え~なにそれ~。」
み「そうだよ!こっちから言えなくても向こうから言わせちゃえばいいんだよ!」
果「え?」
み「健斗くんのほうから好きって言わせちゃいなよ!」
果「みっちゃんそっちの方が無理な気がする。」
果「果奈めっちゃ可愛いよ!明日はメイクもして思いっきり可愛くしてアピールアピール!」
そんなことしたところで、また浴衣の時みたいに無反応だったらむなしくなっちゃうだけだよ。
「きゃ~!健斗君カッコイイ!」
「一緒に写真撮ってぇ!」
ありゃりゃ。始まっちゃったよ。
予想通り。
体育祭の時もそうだったけど。今回も絶対こうなると思った。
明日とかもっとすごいことになっちゃうんだろうなぁ。
それにしてもかっこよすぎでしょ!ってあたしバカみたい。
健「果奈!どう?似合う?」
果「いいんじゃない?」
健「なんだよその微妙な反応。ってかなんで果奈衣装着てないんだよ!」
果「だってこれからまだ準備あるのに動きにくいじゃん!」
健「え~つまんな~い。見たかったのに~。」
果「ど~せ明日には見れるし!」
健「そ~だけど。明日一緒に写真撮ろうな!」
果「うん!」
なんだかんだで体育祭の時は写真撮れなかったから今度こそ撮れるといいなぁ。
「皆サイズチェック大丈夫だな!?よし!じゃ~準備の続きにとりかかれ!」
「は~い!」
「果奈ちゃんあと20個ぐらい追加でお願いしてもいい?」
果「了解!」
せっせとふわふわのお花を作成中。
後20個かぁ!大量の注文入りました!
頑張ろう!!
「健斗~もうちょい右の方上に!」
健「この辺?」
「OK!」
健斗も張り切って準備してる。
健「果奈花出来た?」
果「こっちのは出来てるよ!」
健「おう!じゃ~出来たのからつけてっちゃうわ!」
果「くくく。」
健「なんだよ?」
果「なんか健斗楽しそうだなぁって思って!」
健「楽しいさ!果奈は?」
果「楽しいよ!」
健「ならよし!」
果「うん!」
同じクラスで良かった。一緒にイベントを楽しめるし。一緒に思い出を作れる。
「健斗く~ん!これ運ぶの手伝ってくれない?」
健「おう!」
でも同じクラスだと見たくないことまで見えてしまうのが難点。
女の子と楽しそうに話したり。
女の子と一緒に作業している姿は出来れば見たくない。
え?あたしってこんなにやきもちやきタイプだったっけ?
み「か~な~!見すぎ!」
果「わ!ビックリしたぁ。」
み「模造紙とかなくなっちゃったから取りに行ってきてくれない?二人で!」
果「え!いいよ!一人で行ってくる!」
み「いいから!あ。健斗く~ん!」
健「なに?」
み「模造紙とかなくなっちゃって果奈一人じゃ大変だと思うから二人で取ってきてくれない?」
健「いいよ!」
み「はい!これメモ!じゃ~よろしくね~!」
健「おう!行くぞ!」
果「あ、うん!」
みっちゃんってば。これってなんかわざとらしくない?バレバレじゃない?
なんか恥ずかしいよぉ。
健「まったく姫は一人でお使いにも行けないなんてこまったもんだな!」
果「う~。一人でできるもん!」
健「はいはい。」
果「メモかして!えっと。模造紙の白が5枚と。のりとポスカと紙テープ。あれ?紙テープどこだ?」
健「ここ。」
わ!わわ!
上から健斗が覆い被さってきたの!
健斗ってこんなにおっきかったっけ?
包み込まれちゃいそう。
あ~ダメダメ意識し過ぎ!
ただ上のものを取ろうとしてるだけなのに!
果「あ、ありがとう。わっ。」
なんとか横からすり抜けて逃れたけど。
動揺しちゃって今まで集めたもの落としちゃった。
健「ほらやっぱ一人じゃできない。」
果「そんなことないもん!」
健斗が変に覆い被さってきたりしなかったらこんなことにはならなかったのにぃ。
健「これで全部か?」
果「多分。」
って言って顔を上げたら思ったよりも健斗の顔が近くにあってビックリ!
思わず後ろに下がったら棚にぶつかって色々上から落ちてきちゃったの。
果「きゃ。いた。」
健「大丈夫か!?」
果「う~いたい~。」
健「ったく果奈は世話がやけるな~。」
果「すみませんです。」
もしかして呆れられちゃった?
健「どこ痛い?コブとか出来てね~か?」
わ!ちょっと!だから近いってばぁ!
頭触られた!あたし汗臭くない!?
果「だ、大丈夫!早く片付けて行こう!」
健「…おう。」
ふぇ~ん!もう無理!みっちゃん助けて~!
み「あ!お帰り!ありがとう!」
健「おう!こっちに置いとくな!」
み「うん!果奈?」
果「え、あ、うん。」
み「もしかしてあたしの作戦成功!?」
果「失敗!!」
み「え~?」
果「あたしあっち手伝ってくる!」
心臓がバクバクし過ぎて苦しくって苦しくっても~ダメかと思った。
どうしよう。あたし思った以上に普通でいられない。
み「おはょ!お!仲直りしたな!」
果「え!」
み「相変わらず分かりやすいよね!」
果「な、なにが?」
み「隠しても無駄!」
果「なんでばれちゃうかなぁ~。」
み「で!例の件はどう?」
果「あ~あれは当分なしで!」
み「え~!なんでよ~?」
果「やっぱりあたしにはまだまだ無理だなぁって。」
み「そんなことないって!」
「おい、お前ら~衣装届いたぞ~。」
「わ~い!」
文化祭で使うウェイターウエイトレスの衣装が到着。
「わ!可愛い!」
「思ってたよりもいいね!」
「女子は多目的ホールとってあるからそこで着替えてサイズチェックしてこい。男子はここで着替えろ。」
「はぁい。」
今日は1日文化祭準備。
授業はないし最高の1日!
果「みっちゃんどうかなぁ?なんかちょっとぴっちりしすぎ?」
み「果奈似合うよ!」
果「ホントに!?」
み「うん!」
果「みっちゃんはさすが着こなしてるなぁ!」
み「ま~ね!果奈もロリ顔だからそういうのが好きな人にはたまんないだろうね!いらっしゃいませご主人様~みたいな!」
果「え~なにそれ~。」
み「そうだよ!こっちから言えなくても向こうから言わせちゃえばいいんだよ!」
果「え?」
み「健斗くんのほうから好きって言わせちゃいなよ!」
果「みっちゃんそっちの方が無理な気がする。」
果「果奈めっちゃ可愛いよ!明日はメイクもして思いっきり可愛くしてアピールアピール!」
そんなことしたところで、また浴衣の時みたいに無反応だったらむなしくなっちゃうだけだよ。
「きゃ~!健斗君カッコイイ!」
「一緒に写真撮ってぇ!」
ありゃりゃ。始まっちゃったよ。
予想通り。
体育祭の時もそうだったけど。今回も絶対こうなると思った。
明日とかもっとすごいことになっちゃうんだろうなぁ。
それにしてもかっこよすぎでしょ!ってあたしバカみたい。
健「果奈!どう?似合う?」
果「いいんじゃない?」
健「なんだよその微妙な反応。ってかなんで果奈衣装着てないんだよ!」
果「だってこれからまだ準備あるのに動きにくいじゃん!」
健「え~つまんな~い。見たかったのに~。」
果「ど~せ明日には見れるし!」
健「そ~だけど。明日一緒に写真撮ろうな!」
果「うん!」
なんだかんだで体育祭の時は写真撮れなかったから今度こそ撮れるといいなぁ。
「皆サイズチェック大丈夫だな!?よし!じゃ~準備の続きにとりかかれ!」
「は~い!」
「果奈ちゃんあと20個ぐらい追加でお願いしてもいい?」
果「了解!」
せっせとふわふわのお花を作成中。
後20個かぁ!大量の注文入りました!
頑張ろう!!
「健斗~もうちょい右の方上に!」
健「この辺?」
「OK!」
健斗も張り切って準備してる。
健「果奈花出来た?」
果「こっちのは出来てるよ!」
健「おう!じゃ~出来たのからつけてっちゃうわ!」
果「くくく。」
健「なんだよ?」
果「なんか健斗楽しそうだなぁって思って!」
健「楽しいさ!果奈は?」
果「楽しいよ!」
健「ならよし!」
果「うん!」
同じクラスで良かった。一緒にイベントを楽しめるし。一緒に思い出を作れる。
「健斗く~ん!これ運ぶの手伝ってくれない?」
健「おう!」
でも同じクラスだと見たくないことまで見えてしまうのが難点。
女の子と楽しそうに話したり。
女の子と一緒に作業している姿は出来れば見たくない。
え?あたしってこんなにやきもちやきタイプだったっけ?
み「か~な~!見すぎ!」
果「わ!ビックリしたぁ。」
み「模造紙とかなくなっちゃったから取りに行ってきてくれない?二人で!」
果「え!いいよ!一人で行ってくる!」
み「いいから!あ。健斗く~ん!」
健「なに?」
み「模造紙とかなくなっちゃって果奈一人じゃ大変だと思うから二人で取ってきてくれない?」
健「いいよ!」
み「はい!これメモ!じゃ~よろしくね~!」
健「おう!行くぞ!」
果「あ、うん!」
みっちゃんってば。これってなんかわざとらしくない?バレバレじゃない?
なんか恥ずかしいよぉ。
健「まったく姫は一人でお使いにも行けないなんてこまったもんだな!」
果「う~。一人でできるもん!」
健「はいはい。」
果「メモかして!えっと。模造紙の白が5枚と。のりとポスカと紙テープ。あれ?紙テープどこだ?」
健「ここ。」
わ!わわ!
上から健斗が覆い被さってきたの!
健斗ってこんなにおっきかったっけ?
包み込まれちゃいそう。
あ~ダメダメ意識し過ぎ!
ただ上のものを取ろうとしてるだけなのに!
果「あ、ありがとう。わっ。」
なんとか横からすり抜けて逃れたけど。
動揺しちゃって今まで集めたもの落としちゃった。
健「ほらやっぱ一人じゃできない。」
果「そんなことないもん!」
健斗が変に覆い被さってきたりしなかったらこんなことにはならなかったのにぃ。
健「これで全部か?」
果「多分。」
って言って顔を上げたら思ったよりも健斗の顔が近くにあってビックリ!
思わず後ろに下がったら棚にぶつかって色々上から落ちてきちゃったの。
果「きゃ。いた。」
健「大丈夫か!?」
果「う~いたい~。」
健「ったく果奈は世話がやけるな~。」
果「すみませんです。」
もしかして呆れられちゃった?
健「どこ痛い?コブとか出来てね~か?」
わ!ちょっと!だから近いってばぁ!
頭触られた!あたし汗臭くない!?
果「だ、大丈夫!早く片付けて行こう!」
健「…おう。」
ふぇ~ん!もう無理!みっちゃん助けて~!
み「あ!お帰り!ありがとう!」
健「おう!こっちに置いとくな!」
み「うん!果奈?」
果「え、あ、うん。」
み「もしかしてあたしの作戦成功!?」
果「失敗!!」
み「え~?」
果「あたしあっち手伝ってくる!」
心臓がバクバクし過ぎて苦しくって苦しくっても~ダメかと思った。
どうしよう。あたし思った以上に普通でいられない。
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