大人の幼馴染

健の代弁

「いえいえ。全然気にしないでください。僕は柚月ちゃんと引っ越しの手伝いを機に久々に話せて嬉しかったですし、僕も、、、柚月ちゃんの力になりたいと思ったので、少し話を聞き出したんですけど、、、聞いてもらえますか？」

と尋ねられ、


「あの子、、、私には何も言わなかったから、、、知ってるなら…教えてほしい。お願い。健くん。」


と柚月の母に言われて、


「柚月ちゃんは、、、お母さんに話そうか悩んでました。…でも、心配かけたくないからって。保健室に行ったりしてたらしいんですが、、、先生達の事をあまり信用してなかったみたいです。それで…我慢の限界がきて、今の状態になってます。…転校とかは、、、「自分が悪いことしてないのに、自分が逃げるのはおかしい。」って思ってるみたいなので、、、おばさん！柚月ちゃんの生活しやすい環境を作ってはもらえませんか？柚月は…学校でも、、、担任の先生はイジメを見てみぬふりするし、、、って悩んでましたから。…どうか、、、いつでも柚月の見方でいてほしいんです。お願いします。」


と健は言い、

「ありがとう。健くんの家に戻ってゆづきと話し合うわ。そしてあの子の居場所を私が作ってあげないとね！」

と切り替えた様子の柚月の母に、


「はい！よろしくお願いします！」


と言い、2人は家へと戻った。