大人の幼馴染

柚月の秘密

「もしもし、、、ママ。健お兄ちゃんのところに新学期始まるまで居ていいって話だったけど、、、私学校行きたくないよ、、、。」

と鞄から取り出したスマートフォンで柚月は、母に連絡をとった。

「柚月。、、、少しでもあんたが楽しくなれるならって健くんのところにお邪魔させてもらってるけど、、、ずっとこのままってわけにはいかないのよ？、、、明後日には迎えに行くわ。課題を終えてるのは知ってるけど、準備もあるし明明後日には、学校始まるんだから。」

と言われた。

「そんな、、、勝手だわ！私はママが迎えに来ても絶対帰らない！帰りたくない！、、、学校に居ても、、、家にいても、、、ずっと水中の中にいるようで息がしづらかった！健お兄ちゃんのところでは息がしやすいの。お願い、、、。もう少しいさせて。」

と懇願する柚月をよそに、

「健くんにいつまでも甘えてられないのよ？ちゃんと学校の事は改善されるようにママも学校に言うから。いい？明後日には連れ戻しに行くからね！健くんにもそう伝えておきます！」

と怒り口調で言われて、ブツっと電話が切れた。