新妻はバイセクシャル

再会の日

カランカランカラン


約束の日。閉店したお店の扉が開く音がした。


「おぉ！潤ちゃん空さんお久しぶり～！今日はちょっと報告があって呼び出しちゃった。急な誘いだったのに，2人とも来てくれてありがとう。」



と美琴が出迎えると、



「美琴さん。ご無沙汰です！」


と空は笑顔で言い、


「美琴姉。おひさしぶり！美琴姉から集まりたいって連絡もらえて嬉しかった！、、、まぁ、、、呼び出された内容はおおよそ想像つくけど、、、他の2人は？」



と潤が切り出すと、



「さすが、潤ちゃん。貴方達をを呼んだ理由分かってたのに来てくれたんだね。今呼んでくるから、待っててね?」


と言い美琴は、2階の部屋へと入っていった。



「お待たせ。ほら。2人とも来たから、、、。」


と言う声で、美琴の後ろについてきたのは一花を抱いた芽衣だった。


「皆さん。お久しぶりです。無事子供が生まれたので、報告の機会を美琴姉からいただきました。主人の翔は、、、少し仕事で遅れてるみたいで、今向かってる最中です。」


と、ドキドキしながら伝えると、



「そろそろかなーって思ってたんだよ！おめでとう！名前なんて言うの?」


と潤は尋ねてきた。


「娘の名前は一花です。ちょうど3ヶ月経ちました。今は一花と、実家に里帰り中です。」


と言うと、


「藤ヶ谷先輩。最近残業続きで、大変そうだなって思ってたんですけど、そう言うことだったんですね、、、。芽衣さんおめでとうございます！」


と2人から、祝福されたところで、


カランカランカラン


と店の扉が勢いよく開き、


「芽衣、、、！遅れてごめん！
潤さん空。ここではご無沙汰してます！芽衣から聞いたかもしれませんが、ちょうど3ヶ月前娘の一花が産まれて、今、芽衣と一花は、芽衣の実家にお世話になってます！芽衣、、、1人にさせてごめんな、、、？」



と息を切らして、報告にきた翔を見て、



「今ちょうど同じこと聞いたばっかだよー！おめでとう！」


と潤は茶化すように言った。