新妻はバイセクシャル

育児授業 前夜

「明日の…育児授業…パパママ教室は一緒に行ってくれる？」

と空と潤が出ていくのを見届けてから、芽衣は心配そうに聞いた。

「あぁ。もちろん。一緒に行こう。参加に必要なものとかあるかな？」

と翔が答えると、それを聞いてホッとした表情の芽衣が、

「もう、、、私が事前に申し込んじゃってるから、母子手帳と、筆記用具が必要って書かれていたわ。…あとは翔は、急な話でごめんけど、、、気持ちの用意明日までによろしく、、、。」

と気まずい表情で言うと、翔は、

「あぁ。もう準備はできてるよ。さぁ、母子手帳があれば、ここに泊まる？それとも帰る？」

と芽衣に尋ねた。芽衣は、

「美琴姉…。今日はここに泊まってもいい？母子手帳も筆記用具も、もう準備して、実は持ってきてるんだよね、、、。美琴姉のカフェから、明日の会場は保健センターらしくて、、、ここから近いから、話し合いも兼ねてここで泊まることを狙ってました…。アハハ。」

と作り笑いで冗談ぽく言う芽衣に、

「ここで泊まる分には、言ってもらえたらいつでもいいわ。持ち物を準備もしてるんだったら、問題ないわね。軽く夕飯作って食べて、早く寝ようか。」

と言い、お茶漬けを、3人で啜り、それぞれ部屋で寝るごとになった。