新妻はバイセクシャル

空への尋問

次の日、潤・美琴・空・翔は美琴のカフェへと集まっていた。本当は空は今回の件に関してはバックれたかった様だったので、

「葛城…。今晩時間あるか？少し話したいことがあるから。」

と帰ろうとした葛城を止め、翔が運転する車に一緒に乗って、美琴のカフェへとたどり着いた。

「美琴さん。潤さん。帰ろうとしていた葛城を連れてきました。」

と翔は、葛城の肩を抱き、美琴のカフェの裏口から入った。

「空、、、この間私に言ったこと、2人にも言えるか、、、？」

と潤は空の気持ちを察して、語りやすい雰囲気を出した。すると、空は

「はい、、、潤さん、、、ありがとうございます、、、。実は、、、私は自分のセクシャルが分かった気がします。私は翔さんが、芽衣さんという女性と結婚してようが翔さんが好きです。いろいろ勉強して…これだな！って思ったのは、、シス女性、ヘテロセクシャル、デミセクシャル、デミロマンティックです。…でも、、、私は自分の方にハマりたくないので、クエスチョニングと名乗ります、、、。翔さん、、、。私はあなたが好きだから、この間は、、、あわよくば、、、と思って皆んなには無断で店を変えて、、、口移しでレディーキラーのお酒を口移しで呑ませました。、、、それだけ好きなんです、、、。好きになって御免なさい。」

と目に涙を浮かべながら、言う空に美琴は、

「ここのルールはしっかり他のメンバーにも伝えること。それは分かってるよね？…明日芽衣も揃った段階で言おうと思ってたけど、、、今から電話するわ。」

と言い美琴は芽衣に電話をかけた。

「もしもし。お姉ちゃん？」

と不安げな声がスマートフォン越しに聞こえた。

「もしもし。こんな時間にごめんね。明日話す内容まとまったかなー。と思って電話してみたー。」

と優しく言う美琴に、

「うん。まとまったよー！明日ちゃんと話せるか心配だけど、、、。」

と言う芽衣に

「じゃあ、今明日言おうとしてる内容を、聞かせてー！」

と美琴が言うと、

「うん。みんなに集まってもらって御免なさい。翔と今後のことを話した結果をみんなに伝えたくて、今回集合をかけました。私と翔はこれから生まれてくる子供のため、家庭を築くために、この会からの卒業をしようと思います。みんなとはデートとかではなく、友達としての付き合いをしていきたいと翔との話し合いで決めました。今後空さんと潤、美琴姉の、メンバーで続けていくかは、残りのみんなで考えてください。」

と言う電話の決意表明を聞いて、美琴は

「すごいいいと思うよ。じゃあ、明日までに心の準備しといてね。お休み。」

と言い電話を切った。

「翔くん。明日話す内容はこれであってる？」

と美琴は翔に尋ねると、

「はい。明日話そうとしていた内容です。」

と答える翔に、

「それじゃあ、私たちは友達に戻らなきゃね。、、、ね？空さん？」

と圧力をかけた美琴に萎縮した空は、


「そんな、、、簡単には諦められないと思いますけど、、、諦める努力をしていきます、、、。」

と涙を流しながら言った。