新妻はバイセクシャル

店での修羅場

「多分ここだ！…車急いで走らせてきたけど、ノンケカップルが多くて…乗り込みづらいなぁ…。…美琴姉ぇー。一緒に行ってもらってもいい？」

と潤から聞かれた美琴は

「もちろんよ。」

とほんわか笑顔を見せると、店の方を向き、

「さぁ、乗り込むわよ！」

と言い、店へと乗り込んだ。

「いらっしゃいませ～！2名様ですか？
申し訳ございません。ただいま満席でして、少々お待ちいただいてもよろしいですか？」

と店員の男性に声をかけられたが美琴は

「すみません。中にいる友達が潰れたので迎えにきただけです。というわけで失礼しますね。」

と言い放ち、潤の手をしっかり握って、つかつか店内に入り込んだ。2人を見つけるや否や、

「空さーん？ここのお店って報告もらってないけど…どういうことかしら？翔くんから、報告してないけどどうしようって連絡してくれてね。…さぁ、おあいそして出ましょう。この事は後日説明してもらいます。すみません。ここのテーブルの会計をお願いします。」

と言い美琴がチャチャッと会計を済ませて、4人で店を出ることになった。