新妻はバイセクシャル

葛城のデビュー戦

次の休み藤ヶ谷翔さんと食事に行きたいですが、いいですか？

と翔俺、嫁芽衣、潤さんの元にメッセージが送られてきて、みんな賛成の文面を各々送った。

そして、ただこの間のオーダーの服着て葛城の隣を歩いて、ご飯行けば良いんだよなと思い、準備をしていたら、家に潤さんがやってきた。今日は芽衣と出かける日だっけ？と思っていると、俺の部屋まで入ってきた。

「潤さん？どうしたの？今日は芽衣とおでかけ？」

と聞いたら、怒った顔をして、

「葛城と初めてご飯行くんだろう！？まさかこの間の服着ればオッケーと思ってるんじゃないよな？」

と問われたので、

「え？そのつもりだけど？」

と翔俺が返答すると

「葛城から俺に個人的にメッセージ来てて私のクロスドレッーサー異性装のデビューの日を良い日にするために藤ヶ谷先輩をプロデュースしてください。って連絡があったんだよ。メイクの仕方とかも分かんないだろうからって。ってなわけで、その顔貸せ！」

と潤さんの手によって、自分の顔がみるみる女性らしくなっていくのが分かった。