新妻はバイセクシャル

葛城の告白

仕事終わりに、またカフェで待ち合わせ、翔俺と葛城は車に乗り、嫁芽衣と潤さんがいる家へ向かった。
家に着くと、テーブルにお茶が置いてあり、葛城の告白が始まった。

「昨晩は見ず知らずの私を泊めてくださりありがとうございました。潤さんには昨日お話ししましたが、実は先輩の同期の方からのハラスメントはされてないです…本当に私が伝えたかった事は…藤ヶ谷先輩は私の推しなんです！そして、先輩の家庭の事知りたくて近づきました。それでここの家庭の状況を知って伝えられると思い、今日ここにきました。私はクロスドレッーサー異性装をずっとしたくて…それで推しである先輩にいろんな格好をしていただいて、隣を歩きたいです。別にやましい事は一切しません！」

と赤裸々に語った葛城に、潤は
「私じゃだめかな…一応話を聞く限りだと私と同種だから、、」

と優しく言うと、

「ほんとうのことをいうと　潤さんの隣も歩きたいです。…だから、ここのグループに入れていただきたい！」

と告白する葛城に
「それはいいけど、ここのメンバーの中で会うのであれば、他のメンバーに連絡を入れる事！これは約束事項だから守ってもらえるのであれば、私はそれでいいよ」

と芽衣言い、翔俺と潤も
「芽衣がそれでいいなら良いよ」

と言い、全員の連絡先をもらった葛城は涙ぐみ、

「ずっとこの性癖クロスドレッーサーな事を隠してきて、今日やっと本当のことを言えて…嬉しいです。これからよろしくお願いします。」

と言い、帰ろうとするので、

「今日も泊まって行けば？」

と翔俺は言うと、葛城は

「今日はここの人たちに了承を得れたので、安心したから、1人になりたいので帰ります。」

と言うので、翔俺は
「女の子が夜道1人は危ないから、送って行くよ。これだけは譲らない」

と言うと、葛城は

「お邪魔しました。これからよろしくお願いします」

と深々と頭を下げて翔俺が運転する車で帰っていった。