私の愛する人

七瀬蓮

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一緒に住むこと

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一緒に暮らす最初のご飯は紬が作ると、自分から名乗り出た。


「律。私料理だけは自信があるから、食べてみてほしい。律の胃袋掴みたいんだ。」


と言う紬に、


「俺も料理はするから、お互いの胃袋掴み会おう!じゃあ、まずは俺が掴まれる側だね。」


と律は悪戯に笑った。


「律。私の得意料理。唐揚げなんだけど、今からサッと作るから、律は私の荷物私の部屋になるところに置いておいてほしい。」


と言われて、律はハッとした。


「紬。モコちゃんは?」


と聞かれて、


「昨日のうちに実家に預けたの。明日飛行機に乗せてもらって、こっちに来る予定だよ。」


と言いながら、買い物袋から鶏肉を出して唐揚げを作り始めた。
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