魔法学校 逃げられない運命

レクスの行方

「なぁ……。センセー。俺はいつまで知らない部屋ニ拘束さレなきゃ……。行けねぇーんだよ。」


と息があがりながら、レクスはヘイナー先生に尋ねた。


「まぁまぁ、そう急ぐなよ。私だって君の担任だ。だから、今上層部で君のこれからについて職員会議が開かれているが、私はその会議に出席できないんだ。まぁ担任と生徒という深く関わりを持ってしまった以上、会議に出られないのは、分かってた。だから、私は君の監視兼、担任と生徒として、君と向き合う時間にしたいと思ったんだ。まぁ今回のことが議題になってる以上、私も君の担任からは外されそうではあるなと思ってるから、最後の担任と生徒の時間を大切にしたいなと思ってね。あ、時間だ。水を汲んでくる。ちゃんと飲んで、中のウイルスを始末しないといけないからな。」


と、いうとヘイナー先生は部屋から出ていき、すぐに戻ってきた。



「ほら。しっかり飲めよ？毎日ウイルスを出すことが今の君に必要なことだ。ちなみに授業を座学なら私が特別レッスンとして教えることもできるがどうする？あ、もちろん浄化の水を3リットル飲んでからね？」



と言われて、


「はは。俺はどうせ退学になるんだから意味なないジャん。」


と嘲笑ったレクスの目はイかれていた。