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選定
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「それじゃあ、明日から七日間一緒に追う係を同期の中から、選んで交渉しておきます。…誰がいいだろう…。」
と首を傾げてイワンに、
「イワン。君が新入生の為に適任者を探そうという気持ちは嬉しいが、もう私の方で目星をつけておいた。この中の誰かを選ぶといい。」
と言われてパソコンで名前を見たら、そこには2名の名前が記されていた。
「この中から、って…。僕に選ぶ権利ないじゃないですか。さっきの件は何だったんですか!…まぁ僕の仕事が減っていいですけど…。」
というイワンに、
「君があまりに暗い顔してたから、ジョーク挟もうと思っただけだよ。もうこの2人に了承までとりつけてあるから、イワン。君が先導を切って明日から任務に取り組んでくれ。」
と言われて、
「はい。かしこまりました。失礼します。」
と言い、職員室を出て、扉を閉めたイワンは大きなため息をついた。
俺はなんて大事な時にあんな怪我しちゃったんだろう…。本当は担任の補助の仕事受けたかったな…。でも、俺は超低速でしかホウキに乗れないし、スピードを出す事は医者から止められた。あの怪我を負った日から。
とイワンは、自らの右足をじっと見つめながらそう思い、塞ぎ込んだ。
と首を傾げてイワンに、
「イワン。君が新入生の為に適任者を探そうという気持ちは嬉しいが、もう私の方で目星をつけておいた。この中の誰かを選ぶといい。」
と言われてパソコンで名前を見たら、そこには2名の名前が記されていた。
「この中から、って…。僕に選ぶ権利ないじゃないですか。さっきの件は何だったんですか!…まぁ僕の仕事が減っていいですけど…。」
というイワンに、
「君があまりに暗い顔してたから、ジョーク挟もうと思っただけだよ。もうこの2人に了承までとりつけてあるから、イワン。君が先導を切って明日から任務に取り組んでくれ。」
と言われて、
「はい。かしこまりました。失礼します。」
と言い、職員室を出て、扉を閉めたイワンは大きなため息をついた。
俺はなんて大事な時にあんな怪我しちゃったんだろう…。本当は担任の補助の仕事受けたかったな…。でも、俺は超低速でしかホウキに乗れないし、スピードを出す事は医者から止められた。あの怪我を負った日から。
とイワンは、自らの右足をじっと見つめながらそう思い、塞ぎ込んだ。
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