魔法学校 逃げられない運命

入寮

寮に着く頃には、みんなヘトヘトになっていた。


「みんなお疲れ様。ここが今日からみんなが暮らす寮です。ここで生活していく中で、みんなのお世話をしてくれる寮母さんがいます。こちらが、寮母のケイトさんです。みんなの寮での生活をサポートしてくれるから安心してね。他にも何人か寮母さんはいるから、またおいおい紹介されると思うから、みんな挨拶はしっかりね？ちなみにこの扉を入って男子寮は、右側、女子寮は左側になってるから。それじゃあ、僕は帰るから、寮の中で体を休めてね。」


と言いホウキに乗って去ろうとする男性に、



「待って！！待ってください。これからあなたに会う事はできますか？あなたは学校の職員なのですか？」


とビーナは尋ねた。それを聞いたクロウザは、


「僕も聞きたい事はビーナと同感です。軽く自己紹介していただけますか？」



と言われて、



「そうだね…。いや、君たちの言う事は最もだけど、許可なしに話してはいけないことになってるから、気になるようなら、ヘイナー先生に聞いてみて？今日はヘイナー先生に、頼まれて、みんなを寮に案内したから。きっとまた会えるから、その時を楽しみにしているよ。」



と言い男性は去っていった。