魔法学校 逃げられない運命

一気飲み

ビーナは、一気に液体を口に流し込んで苦しい顔で飲み込んだ。


「うぅ…。まっずい…それに体の中が燃えるような感覚…。暑い暑い暑い！」


と言うビーナに、ヘイナー先生は、


「ビーナ。よく最初に飲みきったな。ビーナの体は、魔法を使う時、体に負荷がかかり過ぎる傾向にある。だから、体内の筋肉の向上と、負荷を無理矢理和らげる作用の薬を入れたから、無理やり和らげられてる分体が悲鳴をあげているのだろう。安心して。明後日には、その暑さは、和らぐから。　どうした？みんな怖気付いて？ビーナの姿を見て、自分がどうなるのか怖いのか？…クラスメイトをモルモットにしたのか…お前らは、それでも魔法の学校に通おうとしてる身として恥ずかしいわ！」


と言われて、クロウダは、



「先生。そんな事はありません。先生もさっきおっしゃってたじゃないですか。ビーナは、突っ走る傾向があるって。僕も今から飲みます。ただ…僕もビーナのようにドリンクの説明が欲しいのですが、よろしいですか？」


と言った。

「かまわん。さぁ、クロウダ。飲むがいい。」


と言いクロウダも液体を飲み込んだ。