魔法学校 逃げられない運命

七瀬蓮

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入学

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今日は入学式。
式典を終え、自分が所属するクラスが決まる。



ここでクラスに決まったらお先真っ暗だよなー。どうかあのクラスにはなりませんように!


と、今年入学した女子学生のビーナは、そう思いながら、先生が誘導する道を生徒の行列についていきながら、向かうのは、クラス決めのjudgment roomに向かうのであった。部屋は10個あり、赤いランプが点灯してる時は人がジャッジされてる時。青になったら入室可能と言う説明が式典であったので、青いランプが点灯した部屋にビーナが入室すると、


「ビーナ。入学おめでとう。私は、あなたの入学を歓迎します。あなたのこれから過ごすクラスについてですが、あなたの能力的に…dust. 塵です。」



と言われて、ビーナは青ざめた表情になった。


dust.…!私が?だって、パパもママも、Apex最高点クラスだったのに、私がdust?


と思っていると、



「dustクラスはこちらになります。ささっ!早くこちらに。」


と、ビーナの腰丈ぐらいの黄色い精霊に、押されdustグラスへ繋がる穴へ落とされた。
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