歪み愛

沈黙

「……そう……。」


とだけ母は言うと黙り込んでしまい、沈黙が流れた。


「……。母さん。俺は陸斗と優馬以外のやつにちょっかいをかける気もないから。だから、もう少ししたら母さんに契約してもらったあの建物を出て1人で暮らそうと思ってる。連帯保証人の名前で父さんに一回一緒に来てもらおうとは思ってるけど、その他は頼るつもりはない。俺は本当に自立しようと思うんだ。そのきっかけを母さんがくれた。ありがとう。」


と海斗はアパートから出て行こうとしている意思を伝えた。