歪み愛

七瀬蓮

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お風呂

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「祐馬!頭洗うからしっかり目瞑っておけよ~!」

と陸斗兄ちゃんは祐馬の頭にお湯をかけた。

「ひゃー!」

と祐馬は叫んだ。

「今からシャンプーつけるから目瞑ったままな?」

と陸斗兄ちゃんに、言われて、

「うん。」

と明るく返事をする祐馬の為に陸斗兄ちゃんはクチュクチュと、シャンプーを泡立ててくれているのが聞こえてきていた。

「えー!陸斗ずるい!俺だって祐馬と一緒に風呂入るもん!」

とバーンと勢いよく浴室の扉が開き、海斗兄ちゃんが入ってきた。

「え!」

と、突然起きた出来事に、祐馬は目を開けてしまった。

「痛っ。」

と目にお湯が入ってしまった祐馬に、

「ご!ごめんね!祐馬。驚かせて。シャンプーの最中とは知らなかったよ。」

と慌てふためく海斗兄ちゃんに、

「大丈夫。心配しないで。たいした痛みじゃないから。陸斗兄ちゃん。そろそろシャンプー泡立った?」

と陸斗兄ちゃんにシャンプーをおねだりする祐馬であった。

「じゃあ今から俺が、祐馬くんにシャンプーするから。海斗は静かにしててな?終わったら一緒にお風呂に浸かろう!」

と提案されて、

「うん。」

と答える海斗と、祐馬であった。
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