花詞復讐屋

七瀬蓮

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ラベンダー

依頼

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メールでやりとりしていた依頼者と22時に約束を取り付けた蓮は星夜にだけ、

「今日…復讐屋の相談役コンサルタントで22時に予約入ってるから、今日はご飯いらない。星夜にだけは伝えておこうと思って。今日いつもの時間に帰らないから、他のみんなにテキトーに言って誤魔化しておいてほしい。」

と言い朝家を出た。

仕事を終えて、仕事場に向かった。トントントンと扉が叩く音がして、

「いらっしゃいませ。22時にご予約されていらっしゃる工藤様でいらっしゃいますね。お待ちしておりました。」

と依頼者の工藤を招き入れ、席へと案内した。

「紅茶かコーヒーをお出しできます。どちらになさいますか?」

と言われて

「じゃあ、紅茶で。」

と言われたので、紅茶を淹れて、カップに注ぎ工藤にお渡しした。


「お待たせしました。紅茶になります。レモンとミルクをお持ちしたので、お好みでお使いください。さて、今回のご依頼の件ですが、恋人のモラル教育という事でよろしいですか?」

と確認すると、

「はい、、、。彼の事は好きなのですが社会的なモラルを守ってないのでそこに私はずっとイライラしてて、、、。一緒にいる私まで冷たい目で見られるから、耐えられなくて。私が注意すると逆ギレされるし…もう、、ここにお願いしてダメなら、お別れしようと思ってます。」

と強い意志を持った目で依頼者に見つめられ怜都は、

「かしこまりました。それでは、細かくお話を聞かせていただきたいのですが、お時間よろしいでしょうか?」

と尋ねると、

「あ!もう帰らないと、いけない時間だ!詳しい話はまたメールでもいいですか?」

と尋ねられ、

「はい。もちろんでございます。それでは詳細のメールの方お願いいたします。」

と言うと、

「バタバタしてすみません。それでお願いします。紅茶ごちそうさまでした!」

と言い駆け足で出て行く依頼者を少し心配に思う怜都であった。
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