花詞復讐屋

ウツボカズラ

家庭内

真理亜が、おかしくなってから、家の中の雰囲気もおかしくなっていた。蓮が真理亜に構う時間が多くなった為、八重が、星夜と2人で過ごす事を避け始めた。いろはに悪いと思ったのだ。

食事が終わると
「ご馳走様でした。それじゃあ、私はお風呂洗いと、床拭き…とか色々してきますね！」

と慌てて食卓から、いなくなろうとしているのが、誰がみても分かった。

「星夜…。なんか、、、気を使わせちゃってごめんね？」

と困り顔でいろはは、星夜に言うと、

「全然…。これは俺と蓮兄が、真理亜に甘えすぎて、、、ちょっと兄弟喧嘩しちゃってるだけだから、気にしないでね？…それより、蓮兄と一緒にいる時間なってるけどいろは姉は大丈夫？」

と心配すると、

「…実はちょっと…我慢してるの…。ねぇ？星夜。蓮がいない間だけ、、、慰めてくれない？」

と唐突に提案されて、星夜はいろはの方を見ると、手にはキュラソーと書かれたお酒の瓶を持っていた。

「いろは姉？…そのお酒って…まさかロックで飲まないよね？」

と心配して星夜は、声をかけると、

「んん、、、大丈夫…。」

と言い眠りに落ちていったので、星夜はいろはを抱き抱えて、いろはを部屋まで運んだ。