花詞復讐屋

カランコエ

家を出た4人

「もうすぐ…施設…着いちゃうね。」

と琴音が、ボソッと言うのを聞いた真理亜は、

「これ！カランコエっていう花を押し花にしてみたよ！この花の意味はね。たくさんの小さな思い出。あなたを守る。幸福を告げるっていう意味なんだ～！これは、2人との年末年始の、たくさんの小さな思い出を大事にしながら、あなたを守る存在になれるよう私たち頑張るから、みんなで幸福…幸せを告げに来るから！その約束の印だよ！」

と言い、宏太と琴音にカランコエの押し花を手渡した。

「うん！頑張るから一緒に幸せになろうね！」

と笑顔になって走って施設まで戻った。

「おはようございます。おかえりなさい。時間通りに帰ってきたのでよかったです。また連れ出してあげてくださいね。」

と言われて、星夜は、

「はい。じゃあ、また迎えに来るから。」

と2人の頭を撫でて、施設を後にした。施設を出たら涙が頬をつたったが、外で待ってた真理亜に心配かけないように、

「じゃあ、仕事行くわ。」

と言い聖夜は真理亜に顔を見られないよう会社へと向かうのであった。